首都圏放送センター

2009年5月17日 22時21分更新

都内での感染に備え対策検討


国内で新型インフルエンザの感染が相次いで確認されていることを受けて、東京の自治対でも神戸市などの対応状況を参考に、都内で感染が確認された場合の具体的な対応策の検討を進めています。

このうち、東京・豊島区では17日午後、幹部らおよそ20人が出席して対策会議を開き、都内で新型インフルエンザの感染が確認された場合を想定して対応策を協議しました。
会議では、感染が確認された神戸市や大阪・茨木市などの対応状況が報告され、神戸市が症状のある人向けの発熱相談センターとは別に、住民の不安解消のための相談窓口を設けた点について出席者からは「考えていなかった対応で、一般向けの窓口を設けることも検討したい」という意見が出されました。
そして、区内の学校を休校にしたり、イベントの中止を求めたりする場合について今後、詰めの協議をすることを申し合わせました。豊島区の高野之夫区長は「行政としても手探りの部分があるが、区民の安全を守るため神戸・大阪のケースを参考に緊張感を持って全力を尽くしたい」と話しています。