感染2府県84人に拡大 小学生も、臨時休校1000超厚生労働省は17日、大阪府の高校生ら39人と兵庫県の高校生や教諭ら33人の新型インフルエンザ感染を、国立感染症研究所の確定検査などで新たに確認したと発表した。成田空港での水際の検疫で見つかった4人を含め国内で確認された感染者は、2府県の計84人となった。 感染地域は神戸市以外の兵庫県内や大阪府に拡大した。同じ学校で複数の生徒らが感染しており、学校で集団感染が起きたとみられる。生徒の家族や小学生の感染も初めて確認された。2府県で公立の小中高や保育所・幼稚園など少なくとも1000校・園の臨時休校が決まるなど、市民生活にも影響が広がりそうだ。 世界保健機関(WHO)は17日、日本の状況の本格的な分析、評価を始めた。感染状況次第では警戒水準(フェーズ)が現行の「5」から世界的大流行(パンデミック)認定を意味する「6」に上がる可能性がある。 大阪府によると、感染が確認されたうちの1人は大阪府八尾市の小学6年の女児(11)。私立関西大倉高校(大阪府茨木市)の1-3年の男女生徒の感染も確認された。 府や同校によると、茨木市や大阪市などに居住。13日から15日に熱やのどの痛みを訴え、医療機関で受診した。いずれも海外渡航歴はない。学校では今月に入り発熱などで生徒143人が欠席し、教職員も体調不良を訴えていた。18日から23日まで学校閉鎖する。 兵庫県で新たに確認された感染者のうち8人は、県立神戸高校(神戸市灘区)2-3年の男子7人と女子1人。うち男子2人は、前日感染が確認された3年の男子生徒と同じバレーボール部員。生徒1人の母親も感染が確認された。 【共同通信】
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