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肉食で極貧?高見盛 初の5連勝スタート!

大相撲夏場所5日目 武州山を寄り切りで破る高見盛
大相撲夏場所5日目 武州山を寄り切りで破る高見盛
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 大相撲夏場所5日目(14日・両国国技館)、平幕の高見盛が武州山を寄り切り、初めて初日から5連勝を飾った。師匠の東関親方(元関脇・高見山)が今場所限りで相撲協会を定年退職するとあって発奮。1人で節約生活を始め、さらに毎日1人で焼き肉店に通うゲン担ぎで快進撃を続けている。横綱・白鵬も全勝をキープして通算25連勝。大関・日馬富士と平幕・稀勢の里も全勝、横綱・朝青龍は1敗を守った。 【5日目取組結果

 高見盛の勢いが止まらない。右差し、左上手からかいなを返して突き進み、武州山を寄り切り。同じ青森出身で中学時代のライバルを下し、幕内では自身初の初日から5連勝を飾った。いつもより胸を張って引き揚げると「だってうれしいじゃないっすか。自分でも信じられない」。風呂から上がっても興奮は収まらなかった。

 快進撃の原動力は、初日から毎晩通い続ける部屋近くの焼き肉店だ。律義な男らしく「勝ってるときは同じ店で食うんだ。主食はクッパ。スープに野菜にご飯…」。付け人は「ずっと1人で行ってますよ。関取はゲンを担ぐタイプだから、僕らは行かないようにしてます」と話したが、1人でも栄養バランスに配慮してメニューを決め、栄養補給を行っている。

 最近になって部屋から独立し、1Kのアパートを借りた。自由な時間を満喫かと思いきや、ガスは引かず、風呂は部屋と銭湯で済ますなど徹底的に生活費用を節約。花道から「緊張でドキドキする」ほどのあがり症だが、“極貧生活”で鍛えられた今場所は精神的にも落ち着いている。

 何よりも励みになっているのが、師匠の東関親方が今場所を最後に定年を迎えることだ。新十両となった00年初場所、「おまえはウチの部屋と相撲界を盛り上げろ」と言われ、決まったしこ名が高見盛。「東関部屋の灯を消さないようにすることが親方への恩返しになる」と場所前から言い続けている。「オレはオレのできることをするだけ。盛り上げていきたいと思うよ」。焼き肉も土俵の上の敵もまだまだ食い足りなさそうな男が、夏場所と角界を引っ張る。

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