2009年5月17日 19時0分更新
神戸と大阪で新型インフルエンザの感染が確認されたのを受けて岡山県では17日、JR岡山駅でチラシを配り、感染の拡大を防ぐため、新型インフルエンザの疑いがある場合にはまず発熱相談センターに電話で連絡するよう呼びかけました。
県では、各保健所などに「発熱相談センター」を設置してインフルエンザの症状のある患者からの相談を電話で受け付けていて、新型インフルエンザへの感染が疑われる場合には専門の医療機関を紹介しています。
17日は、JR岡山駅の改札口近くで県の保健福祉部の職員およそ10人が駅を利用する人にセンターの電話番号などが書かれたチラシを配りました。
職員らはセンターに相談する際には海外への渡航歴だけでなく、1週間以内に神戸や大阪に滞在したり訪れたりしたかどうかを伝えるよう呼びかけていました。
チラシを受け取った女性は「今後も感染の地域が広がると考えると怖いです。外出するときは必ずマスクを着け、帰ったらうがい・手洗いをするようにしています。」と話していました。
県保健福祉部の神ノ田昌博部長は、「隣の県で感染者が確認されたため岡山県でもこれまで以上に警戒しなければならないと感じているが県民には冷静な対応を呼びかけたい。」と話していました。