岡山放送局

2009年5月17日 19時0分更新

内山完造没後50年式典


戦前から戦後にかけて日本と中国の友好のために活躍した井原市出身の内山完造の没後50年を記念する式典が井原市で開かれました。

内山完造は井原市の旧芳井町出身で、戦前から作家の魯迅をはじめ多くの中国文化人と交流し戦後は、日中友好の大切さを多くの人に訴える活動を続けました。

内山完造がことしで没後50年になることから17日井原市芳井町で記念式典が開かれ、岡山県の石井知事や東京の中国大使館の関係者ら500人が参加しました。

式典では中国から来日した作家・魯迅の息子の周海嬰さんが講演し、「わたしの両親は内山さんに助けてもらいました。内山さんが生涯をかけた日中友好は、前に向かって進んでいます」と話し、内山完造の功績をたたえていました。

式典では日本の琴と中国の楽器・二胡の演奏会も開かれ、会場を訪れた人たちは両国の伝統的な楽器が奏でる音色に耳を傾けていました。