岡山放送局

2009年5月17日 19時0分更新

裁判員制度体験ツアー


一般の人が刑事裁判に参加する裁判員制度が5月21日に始まるのを前に、制度について学ぶ説明会が17日、岡山地方裁判所で開かれました。

裁判員制度は5月21日以降に起訴される殺人事件などの刑事裁判に一般の人から選ばれた裁判員が参加し、裁判官とともに被告が有罪か無罪かや刑の重さを決めます。

17日の説明会は裁判員制度について理解を深めてもらおうと開かれたもので、事前に申し込みのあった40人が参加しました。

参加者ははじめに、制度のしくみなどについて説明を受けたあと、裁判で使われる法廷や、裁判官と裁判員が被告の罪や刑の重さなどについて話し合う評議室などを見てまわりました。

このあと質疑応答が行われ、裁判員は証人に直接、質問することができるのかどうかなど、自分が裁判員に選ばれた場合を想定した質問が次々に出されていました。

参加した女性は「裁判員制度についてわからない点も多くありましたが、参加してみてとても勉強になりました。選ばれたときは、意欲的に参加していきたい。」と話していました。

岡山地方裁判所の安原伸総務課長は「制度について多くの人に理解してもらい、積極的に参加してほしい。」と話していました。