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【長野】

キャスター・草野満代さん語る 松本で中日文化講演会

2009年5月17日

身振り手振りを交えて、笑顔で話す草野満代さん=松本市中央公民館で

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 中日新聞松本支局の新局舎完成を記念した「中日文化講演会」(中日新聞社主催、松本市、同市教育委員会後援)が16日、同市中央の市中央公民館で開かれた。「素敵(すてき)に暮らすヒント」と題して講演したキャスターの草野満代さん(42)は、「地域のコミュニティーが心地よい暮らしにつながる」とし、人との出会いやつながりの大切さを体験を通して語りかけた。

 岐阜県旧福岡町(現中津川市)出身の草野さん。にこやかな表情で切り出した。「私の故郷は典型的な田舎。中学校まで同級生は14人だけで、田舎暮らしが嫌いで仕方がなかった」。そんなこともあって東京の大学に進学し故郷を飛び出したという。

 しかし、3年ほど前に起きた自宅マンションの空き巣騒ぎで「空き巣らしき人とすれ違ったが住民なのか区別がつかず、『これでいいのか』とがくぜんとした」との体験を披露。

 地域のつながりが日々の暮らしも楽しくさせると語った。

 コミュニケーションでは「自分の弱みを見すえて、すべてをさらけ出すこと」「自分以外の価値観を認め合うこと」を大事な点に挙げた。

 会場には市民ら約330人が詰めかけ、親しみやすい語り口の草野さんの講演に聴き入っていた。

 (坪井千隼)

 

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