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スリランカの「解放のトラ」が敗北宣言、指導者死亡か

5月17日21時6分配信 読売新聞

 【コロンボ=佐藤昌宏】スリランカ内戦で、少数派タミル人反政府武装組織、タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)は17日、「我々は銃を置くことを決定した」とするセルバラサ国際広報委員長名の声明をウェブサイトを通じて発表、事実上の敗北宣言をした。

 LTTE最高指導者のプラバカラン議長は死亡した可能性があり、政府軍は遺体の確認をしているが、4月下旬に始まった大規模な掃討作戦は実質的に終了した。

 政府軍報道官は17日朝、抵抗を続けていたLTTEのメンバーのうち、海への脱出を図った約70人を殺害し、「人間の盾」となっていた一般住民を残らず救出した、と発表した。1キロ平方にまで縮小したLTTE支配地域では、散発的な戦闘が続いており、LTTEは自爆テロ攻撃で対抗しているが、戦闘員はほとんど残っていない模様だ。

 プラバカラン議長は16日夜、幹部らと共に集団自決したとの情報があり、死亡が確認されれば、残存するLTTEのメンバーが戦意を失うのは確実とみられる。

最終更新:5月17日21時6分

読売新聞

 

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