【タイ】タイ北部ピジット県で日本人の父親を探しているタイ人少年(9)がタイと日本のメディアに取り上げられた件で、タイ社会開発・福祉省は15日、少年の事情を1年以上前から知りながら見過ごしたとして、同省ピジット県事務所のプラシット所長を東北部ブリラム県事務所付に降格・転任処分にした。24時間以内にブリラム県知事に着任報告するよう命じるなど、異例の厳しい処分となっている。
この少年は「ケイゴ・サトウ」君。日本人だという父親は行方不明、母親は4月に病死し、現在はおばと寝たきりの祖父との3人暮らし。ピジット県内の寺の前で、父親だという男性の写真を観光客に見せ、消息を知らないか尋ねていたところ、地元のメディアに取り上げられた。この件についてはシリキット王妃が関心を示し、ピジット県知事に善処を求めていた。
PR