まるで映画『エイリアン』のワンシーン!?　男性の腹部を突き破って出てきたのは…

　英オックスフォードシャー州ウィットニーで、まるで映画『エイリアン』のワンシーンを連想させるような出来事が起こった。男性の腹部を突き破り、体長4センチメートルの胎芽（訳注：胎齢8週未満の赤ちゃん）が出てきたという。デーリー・テレグラフ（電子版）など複数の英紙が伝えた。

　何とも信じがたい経験をしたのは、4児の父で配管工のギャヴィン・ハイアットさん（30）。へその辺りに刺すような痛みを感じたため着ていたシャツをめくると出血しており、“しこり”のようなものが皮膚を突き破って出ていたという。

　それ以前にも腹部の“しこり”について複数の病院で診察を受けていたというハイアットさん。「のう胞（訳注：体内にできる水がたまった袋）だとか体内で生えた毛だとか言われました」と語っているが、結局ある医師の診断で、“しこり”の正体はハイアットさんの母親の妊娠初期に子宮内で死亡した双子の兄弟と判明したという。

“しこり”が体外に出てきたため、自ら運転して付近の病院へ向かったというハイアットさん。診察した医師は英紙サンに対し、「（映画）『エイリアン』のような出来事でした。“へその辺りから何かが突き出ている”とギャヴィンさんから聞きましたが、自分の目で確かめるまで信じられませんでした」と当時を振り返っている。

　現在は体調がすっかり回復したというハイアットさん。腹部から出てきた双子の兄弟について「容器に入れて自宅に置いています。“リトル・ギャヴ”と呼んでいますが、周囲の人にはあまり話していません。“おかしい”と言われそうなので…」と語っている。(c)Web-Tab


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