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新型インフルはすでに蔓延? ― 国立感染症研究所の「インフルエンザ様疾患発生報告」で昨年同時期は発生数ゼロなのに今年は・・・

2009年05月17日16時43分 / 提供:ニュースブロガー

ニュースブロガー

なんでも評点

■昨年同時期はゼロ人なのに今年は879人

それゆえ、学校などで“インフルエンザ様症状”の患者が多数出ても、「季節性」として扱われてきたわけだ。さて実は、国立感染症研究所の感染症情報センターから驚くべきデータが報告されている。『インフルエンザ様疾患発生報告(学校欠席者数)(平成21年5月3日〜5月9日) 平成21年5月15日作成』と題されたPDFファイルである。

このファイルでは、5月3日〜5月9日の期間中に全国の保育園、幼稚園、小学校、中学校から報告された学校閉鎖、学年閉鎖、学級閉鎖、および患者数のデータが表にまとめられている。この表の一番下には、「昨年同期」との比較がある。

今年の5月3日〜5月9日の期間中に学校閉鎖、学年閉鎖、または学級閉鎖を実施した教育施設数は全国で40校ある。全国で40校なのでたいしたことないように見えるが、前年度の同期間中は0校だったのである。

さらに、この期間中の患者数は全国で879人。これも前年度の同期間中はゼロだった。

上記のデータには高校が含まれていないわけだが、今回の新型インフルエンザは(理由は今のところ不明だが)高校生が特に感染しやすい傾向にある(米国でも高校の学校閉鎖が相次いでいる[source])。


■ パニックや首都機能停止をおそれての情報統制?

ただし、米国では新型ウィルスと並行して季節性インフルエンザがいまだに流行中だという。専門家たちも、この時期に季節性インフルエンザがここまで流行するのは前例がないとコメントしている[source]。日本でも、同じく季節性インフルエンザがいまだに流行している可能性はある。

しかし、簡易検査ではA型ウィルスかB型ウィルスかの区別しかできない。つまり、上記の879人の患者がA型と診断されたとしても、新型か季節性かの区別がなされていないはずだ。

首都圏で患者が出ていないのは奇跡というほかない。というか患者はいるが報告されていない可能性、もしくはいきなり報告するとパニックを招いたり、東京の首都としての機能が阻害されたりするおそれがあるとして情報を“統制”している可能性すらあるのではなかろうか。いきなり首都圏で多数の患者を報告するのではなく、まずは震災の経験で危機に対峙することに慣れている神戸から小出しに報告していくことにしたのではないか、と疑いたくなる。


■ いまさら“万全の対策”?

舛添大臣は「新型インフルエンザの初の国内発生確認を受け、16日、省内で緊急に記者会見し、“地元自治体と万全の対策を取る”」と述べたそうだが(引用元)、そもそも“万全の対策”などあるのだろうか。少なくとも、感染を阻止するための“万全の対策”はもう存在しないように思える。

季節性のインフルエンザでは国内だけで毎年1万人ほどの死者が出ているらしい。その多くは高齢者である。しかし、今回の新型インフルエンザに関しては、今のところ高齢者が重症化したという話が(米国からも)ほとんど聞かれない。患者の多くは若年層である。このことから、今回のウィルスは数十年前に流行したウィルスと似ていて、高齢者の多くが免疫を持っているのではないかという話もある。

しかし、仮に免疫があるとして、その免疫が機能するのも健康体の場合だけだろう。実際、メキシコや米国からの報告でも糖尿病などの基礎疾患を持っている人が感染した場合に重症化する傾向があるとされている。


■ “院内感染”が最も怖いのでは?

だとしたら、これから新型インフルエンザによる死者が増えるシナリオが1つ考えられる。病院内での感染である。実際、私の母も昨年1月からずっと入院中なのだが、慢性患者が入院している病棟への人の行き来はかなり多い。新型ウィルス患者が出た大阪茨木市の私立高校では、GW中に海外に渡航した生徒については症状がなかったことから、新型インフルエンザの疑いを持たなかった、と校長が話している。

新型インフルエンザについて最初に触れた記事でも書いたが、インフルエンザには「感染しても発症しない人」がいる。私自身もその傾向が強いように思うので、入院中の母にうつしてしまうのではないかと少し心配になりつつある。

ともかく、日本各地の病院では、入院患者への見舞客について“水際対策”を講じるべきかもしれない。あるいは、水面下では新型ウィルスが相当に蔓延していると考えられることから、病院スタッフ自身がウィルスを運ぶ懸念もある。


■ 途上国が心配

それと、発展途上国からの報告が今のところあまり聞かれない。基礎疾患もさることながら栄養状態や衛生状態が悪い場合も重症化するのではないかという危惧がある。さらには、それらの発展途上国にはニワトリと濃厚な接触を持つ暮らしをしている人たちが多い。そのために鳥インフルエンザの感染例もしばしば報告されている。

鳥インフルエンザ自体は40℃前後という高体温の鳥の体内(鼻腔内)で増殖する性質を持つため、人間の体内では増殖できないという話がある[source]。ゆえに、トリからヒトへ感染することはあっても、ヒトからヒトへの感染は起きにくいらしい。しかし、今回の新型ウィルス(H1)と鳥インフルエンザ・ウィルス(H5)が混じり合って、さらに新型のウィルスを作り出す可能性がある。



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