税金を使いたがるお役人13
更新日19.04.02
カウンターsince2007.04.02
このページは私は個人的な考えで作りました、とりあえず資料を元に作ったのですが、
私の個人的な主観を多々表示しております。
少子高齢化を迎える今、人口の減少、団塊世代の退職等、経済の縮小が
懸念される時に、あえて、大量輸送手段である鉄道を整備することが必要なのか?
を考えてきました。こういうことは政治であり、その専門の方々が考えること・・・・
でも、その専門の方々が考えてきたことが間違っていることも多々あり・・・・
過去の経済が発展する、人口が増加する時なら、とりあえず器を先に作らないと・・・・
というのもあり、必要な事業も多々あったのですが、これからの時代に鉄道整備は本当に必要なのでしょうか?
確かに、地球温暖化など環境を考えるなら公共交通機関を利用すべきであることは
十分に理解できます。でも・・・・その作られた、整備された公共施設の利用が
否定されているのではないでしょうか。
ATC・WTC・クリスタ長堀・MDC・フェスティバルゲート
そして、地下鉄8号、今里筋線・・・・・
地下鉄8号、今里筋線は西大阪線と同じ答申第10号により動き出した路線 |
答申第10号は平成バブル真っ只中の、景気狂乱時代の計画案。
※バブル(ウィキペディアから・・・)とは?
当時は認識されていない言葉、振り返り名づけられた。
概ね1986年12月から1991年2月までを指すのが通説となっている
西大阪延伸線は・・・・ 平成 元年 5月 運輸政策審議会答申第10号に盛り込まれる 平成 3年 8月 大阪ドーム計画案地が岩崎橋に決定 平成 9年 2月 大阪ドーム完成 平成11年 6月 運輸省都市鉄道調査の対象路線となる 平成13年 3月 償還型上下分離方式による西大阪延伸線の整備が地下 高速鉄道事業補助制度の対象となり、平成13年度政 府予算成立 平成13年11月 西九条、難波間の鉄道事業許可 平成15年10月 工事着手 平成20年度 完成予定 |
運輸政策審議会答申第10号・・・・
バブル期の殿堂???
車に乗りなれた方が、鉄道が整備されたからといって利用するのでしょうか?
ドアtoドアの車の利用は減少しないではないかな?
・・・時代と共に交通環境も発展してきました。
これはいろんな資料からも表じられています。
鉄道網は整備され、便利になった、でもその利用者数は断然車の方が多い。
作ったから乗りなさいよ、利用しなさいよでは、だめではないかな?
また、日本の経済は車つくりが支えているといっても過言ではない。(私の主観)
車に乗らないで、鉄道に乗りなさいでは日本の経済は成り立たない。
今すべきことは環境にやさしい車を世界に先駆け開発し、利用することではないでしょうか?
「新幹線で行こう・・・eco出張」って宣伝していますよね?
そりゃー飛行機より省エネは明らか・・・・でも
飛行機は利用客が少なくても飛ぶ、新幹線も利用客が少なくても走る。
飛行機も新幹線も採算ラインの利用客数があって初めて事業が成り立つ。
がらがらの飛行機や新幹線は無駄、過剰投資は無駄ばかりかecoにも反する。
必要な距離のみ、必要な最低限のエネルギーがecoではないか?
市営地下鉄なら御堂筋線以外は空気を運んでいる可能性のほうが高いのでは?
今の西大阪線・・・・混雑しているんでしょうか?
混雑時に4両編成が10分に1本・・・・終日98本の運行です。
ここに190本の10両、8両、6両列車が運行される。
空気を運ぶのはecoではない。
私は将来的に利用客、人口が減少するであろう。いや既に減少している。
鉄道利用者数は減少し続けているときに鉄道整備が必要なのか問いたい。
過剰な鉄道整備はecoに反するともいえるのではないか?
今ある路線を活性化することが求められる、ピタパやイコカカード等の利用により
便利に、乗換えがスムーズになる環境つくりが求められる。
西大阪線が整備されると、その元の案である大阪高速鉄道案(野田から桜川を経て鶴橋間の近鉄との共同発起案)
に沿った市営交通の千日前線の利用はどうなるのでしょう?
現在中央線は近鉄けいはんな線と相互乗り入れし、西大阪線終点の奈良までは生駒駅経由で既に接続されている
※けいはんな線は2006年3月開業、旧近鉄東大阪線から改名
中央線や千日前線の利用客は減少するのではないか?
今ある路線をもっと便利に乗り換えができる、利用客を獲得する開発をすべきで、
闇雲に線路をつなぐことという経費のかかること、既存線と競合する路線を開発し、
共倒れになるような過剰な開発はすべきではない。
お役人たちの作るという使命、その達成感のためにいろんな構築物をつくり、
利用を促すが、市民は知らぬ顔・・・・・・
お役人の作る楽しみのために税金を使われている、そんな気がしてなりません。
本当に必要な開発なのでしょうか?
夕張市のように「炭鉱から観光へ」・・・・景気の良いころは作ればその利用は
後からついてくるものでした。
でも今は違う。作ってもその利用は後からついてこない。
信州のスーパー林道・・・気持ちよく走れます。
広域農道・・・・高速道路並みに快適に走れます。
果たしてこのような整備は本当に必要だったのでしょうか?
このような整備は過剰であるといっても過言ではないのではないか?
地元のかたにとったら、「税金を他の地域の整備に使うなら、わが地元の整備に・・」と願うもの。
でも、その必要性はいかがなものか?
必要性は二の次に、地元選出の議員さんの力で他の地区の整備は後回しに、地元の整備・・・
議員さんは地元への顔は作れたけど、有力な議員を選出できない地域はいつまでたっても
整備されないまま・・・。
今、まさに人口減少期・・・今何をすべきか?
地球温暖化対策は大変重要ではあるが、いま最も重要なのは人口をいかに増加させるかではないか?
ソフトバンクが出産祝い金を第1子5万円2子10万円3子100万円4子300万円5子以降500万円
とすると平成19年3月28日の朝刊に掲載されていました。
この制度は画期的なものと私は思います、今の日本にとってまさに必要なことではないでしょうか?
町の開発より人口の開発が急務ではないでしょうか?
今朝の新聞(07.03.29)に西梅田十三連絡線の記事がありました。
最短15年で黒字転換???
本当に黒字転換できると思いますか?
今まで、鉄道整備は採算性について十分な審議はされてきたはず。
大阪市営地下鉄今里筋線、当初の利用見込み客数は全区間1日あたり19万人と見込み(98.12.25新聞報道)計画され、
その後に16万人と下方修正(99年度)その後12万人さらに下方修正(05年末)された。
しかし実際の利用客はなんと37000人(07.03.01新聞報道)
※06.12.24開業、1ヵ月後の07.01.30交通局の乗客数調査。
交通局は「1日12万人の計画は達成できる」としている。
Wikipediaに「今里筋線」で検索すると、いろいろ載ってます。
いろんな設備は12万人を対象に作られている。37000人では採算会わないでしょう。
地下鉄構内のあちこち・・・照明器具はあるのに蛍光灯がはずされていたり・・・・
こういうのってみっともないですよね?
自宅を設計するときに、必要な明るさを計算し照明器具の大きさや位置を決めますよね。
自宅の改装資金を節約する為に必要以上の器具は節約しますよね?
蛍光灯をはずす・・・これって「節約しています・・」というアピールに過ぎない?
本当の努力って、成長を見込んだ最小限の投資をすべきで、縮小を見込んだ過剰な投資はすべきでない。
今里筋線も交通局とすれば採算性に疑問を持った方も少なくなかったと思います。
現に関市長は新たな延伸は凍結としている。
いろんな流れから着工はしたものの、現実を直視すればその採算性に疑問があることが論じられても、
その時点で止めるという勇気は大変なもの・・・関市長はある意味勇者である。
未来の子孫に負債を残さない、つけを残さない開発をすべきである。
採算性のページにも表示していますが、阪神は西大阪高速鉄道に毎年線路使用料2429百万円支払わなくてはならない。
この2429百万円を稼ぐ為には1900万人前後の利用客数を40年間維持し続けなければならない。
可能なのでしょうか?
本当に計画乗客数は達成できるんでしょうか?
もし出来なかったら誰が責任負うのでしょうか?
その赤字をまた税金から補うというのはやめてほしい。
私たちにその責任の尻拭いをさせるのはやめてほしい。
子孫にその負債を残さないでほしい。
いろいろ調べていると・・・・・・
誰しもが公共のためと唱えながら責任逃れをしている。
西大阪線も阪神電鉄単独の開発では事業性が成り立たないと明言しているにもかかわらず
大阪市議会で延伸を求める発言をし、阪神電鉄に再三打診し、補助金制度の変更や、
大阪ドーム(京セラドーム)の計画案や答申第10号により動き出す。
これらのいきさつを見ていると、複雑で、延伸を強く要望した市議会議員さんは退職したりし、
その責任は追及できない構造になっているようです。
そもそも公共事業に責任追及などしていたら政治は出来ないと私も思います。
でも赤字が必至の事業推進するのはやはり責任追及されるべきではないでしょうか?
今里筋線の赤字や西梅田十三連絡線計画の最短15年で黒字転換できるということを試算した担当者や
阪神電気鉄道株式会社が単独では事業性が成り立たないと明言しているにもかかわらず、
事業を推進した各部署にはその責任を追求されるべき。
そうしないとその尻拭いを税金でされたのではたまりません。
夕張市のような公共サービスの低下もたまりません。
西大阪線は輸送規模の違う近鉄電車の操車場ではないか?
延伸する為に難波駅での折り返しが制限される為、10両8両の電車が
西大阪線に入る、電車の長さが違うので阪神本線も整備の必要がある。
阪神本線では6両で運行されるので尼崎駅に車両留置場が必要である。
尼崎駅までには踏切りが現在5箇所あり、現在1日98本(片道4両列車)運行されているが
190本(片道10両26本8両10本6両154本)に増えることでこれら踏み切りは開かずの
踏み切りになる公算が強く、なお軽量、加速、減速を特徴とする阪神車両に比べ近鉄車両は重く、
その加速減速性能から踏み切り事情は悪化必至。将来的にこれら踏み切り改修にも税金投下が予測される。
たまりません・・・税金ばかり・・・議員の皆さんしっかり大阪の事を考えてください。
少々不便でも良いから公共サービスが手厚い自治体であってほしい。
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