【鳩山新代表】会見詳報（６）　「（若い検察官への）噂はけしからん」 (4/5ページ)

　−−世襲問題について、先ほど鳩山氏は自ら「世襲ではない」と言われたが、一般の国民から見ると麻生太郎首相も鳩山氏も世襲ではないか。与野党で世襲制限議論について対決構図ができたことに違和感も憶えるが

　「その違和感の意味が私には分かりません。ただ申し上げれば先ほど申し上げたように、世襲がなぜ制限されるべきかということを申し上げれば、選挙というものを経て政治家が誕生するんでございまして、その選挙というプロセスにおいて圧倒的に公平感が損なわれるということはやめるべきではないかと。すなわち、誰かが死んだと。その弔い合戦だといって息子が出る、などという話は圧倒的にですね、選挙に基本的に有利な環境と言うことになる可能性がある。しかも今までずっと後援会、組織、資金的なものも含めて譲るようなことだってあったわけでございまして、こういうことは大変不公平だと。選挙において基本的に公平公正な戦いにできるだけ近づけようという発想のなかで、民主党としていろいろな議論のなかで決めてきたということでございますので、まあ広い意味で私が世襲…確かにひいじいさんから選挙やってますから、それは世襲と言えばそうかもしれませんが、公平公正というもの、こういう観点から私どもは例えば法案を作るべきではないか、ということでございまして、従って国民のみなさんに望ましい政治風土を作っていくために公平公正な立場に立てるような、そんな選挙のプロセスを作り上げていきたい。という思いで世襲議論をしているところであります」