負ける気しない!恐怖のモンゴル第3の男が7連勝
日馬富士は鶴竜を一方的に押し出し、幕内自己新の無傷7連勝
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大相撲夏場所7日目は16日、両国国技館で行われ、大関・日馬富士が小結・鶴竜を一方的に押し出し、幕内では自身初の初日から7連勝を飾った。ここ2場所は大関の重圧に悩まされていたが、今場所は開き直って安馬時代の相撲を取り戻している。白鵬が全勝を守り、朝青龍も1敗をキープするなど横綱、大関はそろって白星。番付に載った横綱、大関陣が2日連続で全員勝ったのは05年夏場所の3、4日目以来となった。
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大関3場所目で日馬富士に鋭い切れが戻った。突っ張り合いから左前ミツをとって前進すると、出し投げで鶴竜の体勢を崩して押し出し。2連敗中だった難敵を相手にせず自己新記録の初日から7連勝を飾り、「気分いいですね。ずっと勝っているから負ける気がしない」と上機嫌だった。
大関昇進後の2場所は、その地位の重みに悩まされた。「大関らしい相撲を意識した」と振り返るように、昨年12月の冬巡業ではスピードを生かす相撲からの転換を試みた。しかし、幕内最軽量126キロの小兵に力勝負は厳しく、初場所は8勝7敗、春場所も10勝5敗。相手を突き起こす本来の相撲は影を潜め、立ち合いの鋭さも消えた。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)からは「稽古から自分の目指す相撲をしないとダメ」とダメ出しされる始末。大関昇進後は記念のパーティーやモンゴルへの里帰りが続き、調整不足も明らかだった。
しかし、今場所は「大関の相撲とか言われると疲れるよ。頭をつけて自分の相撲をとるだけです」と、いい意味で開き直り。この日も持ち前のスピードは抜群で「自分の相撲ですから」と納得の表情を見せた。場所入り前には神に感謝の気持ちを表すため酒を天と地へ向けてまき、さらに体にも振りかけるモンゴル式の作法で精神を集中させていることも、好成績につながっている。
6、7日目と4年ぶりに2日連続で横綱、大関陣が全員白星。「自分のことで精いっぱい。人の相撲を見る余裕がないよ」と言いつつも、上位陣との対戦にも手応えは十分だ。17日の千代大海戦は初の全勝ターンがかかるが、先場所までの目標だった勝ち越しは今の日馬富士にとって通過点にすぎない。
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