米ワシントンD.C.(Washington D.C.)にある米財務省(Treasury Department)の建物
(2005年4月6日撮影)。(c)AFP/Karen BLEIER
【5月16日 AFP】米財務省から公的資金注入の受け入れ資格を付与された米保険大手、アメリプライズ(Ameriprise)は15日、注入を拒否すると発表した。景気後退に直面していても同社の資本は十分あるためだと説明している。
7000億ドル(約67兆円)の公的資金を投入する金融安定化法に基づいた不良資産救済プログラム(Troubled Asset Relief Program、TARP)の一環として、財務省は14日にアメリプライズを含む米保険大手6社に、公的資金注入の受け入れ資格を付与した。
アメリプライズ以外に受け入れ資格を付与されたのは、プルデンシャル・ファイナンシャル(Prudential Financial)、リンカーン・ナショナル(Lincoln National)、オールステート(Allstate)、ハートフォード・ファイナンシャル(Hartford Financial)、プリンシパル・ファイナンシャル(Principal Financial)の5社。うち、受け入れを拒否したのはアメリプライズのみで、提示された公的資金の金額は明らかにしていない。
ハートフォードは最大34億ドル(約3200億円)、リンカーン・ナショナルは25億ドル(約2400億円)の公的資金注入を許可されたと発表。プルデンシャルとオールステートは注入を申請するかどうか検討中だとし、許可された金額についても公表していない。プリンシパルは現時点で公式のコメントを発表していない。(c)AFP
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