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鹿児島に光化学スモッグ注意報発令、観測史上初

光化学スモッグ発生の注意を呼びかける電光掲示板(8日午後6時、福岡市中央区で)=久保敏郎撮影

 九州地方の広い範囲で8日、光化学スモッグが今年初めて発生し、福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島の5県で光化学スモッグ注意報が発令された。鹿児島での発令は、1974年に観測が開始されてから初めて。

 日中の最高気温は福岡市で26・6度、佐賀市で29・2度、熊本市で28・2度などいずれも今年最高を記録する夏日となり、風も弱かったことから光化学スモッグが発生しやすい状況だった。西風に乗って流れ込んだ中国大陸からの大気汚染物質が原因とみられている。

 鹿児島県では同日午後3時ごろ、県北西部の薩摩川内市の測定局で、スモッグの原因となる光化学オキシダントの濃度が大気汚染防止法の定める発令基準(0・12ppm)を超える0・128ppmを観測し、同市や阿久根市など5市2町で注意報が発令された。

2009年5月9日  読売新聞)
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