景気の悪化を要因に昨秋以降、急増。
厚生労働省が15日に発表した調査結果によると、2008年度に解雇された障害者は全国で2,774人にのぼり、前年度比82.1%増の大幅増加となった。下半期は、上半期の787人から倍増し、1,987人に及んだ。解雇者された障害者が2,000人を超えたのは、02年度以来6年ぶり。
都道府県別では東京が最多の205人、北海道は112人で5番目に多かった。
ハローワークにおける障害者の就職件数も同2.4%減の4万4,463件で、就職率は5.1ポイント減の37.1%にダウンした。雇用情勢は昨年秋以降に悪化、不況が障害者の雇用にも影響を及ぼした。(文・東)