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iPSで難病治療「一日でも早く」 「家族の会」に山中教授語る

5月17日9時39分配信 京都新聞

iPSで難病治療「一日でも早く」 「家族の会」に山中教授語る
患者らとの座談会で質問に答える山中伸弥・京都大教授(左から二人目)=京都市左京区・京都大医学部人間健康科学科
 SMA(脊髄(せきずい)性筋萎縮(いしゅく)症)の患者・家族と山中伸弥・京都大iPS細胞研究センター長らが語り合う座談会が16日、京都市左京区の京大であった。iPS(人工多能性幹)細胞の早期の治療への応用を求める患者に対し、山中教授は「時間を惜しんで研究しても実用化には時間がかかるのが悔しいが、『1日でも早く』という目標を常に持っている」と理解を求めた。
 「SMA家族の会」が開いた。山中教授のほか、神経性疾患の研究が専門の井上治久・同センター准教授も出席し、約100人の参加者にiPS細胞研究の現状や課題を伝えた。同センターでは、SMAの患者の皮膚細胞からiPS細胞を作り、病気の原因の解明や薬剤開発に生かす研究を行っている。
 患者や家族からは「iPS細胞を使った移植治療には、どれぐらいの費用がかかりそうか」などの質問が相次いだ。自身や家族が筋ジストロフィーの患者が「1日も早く救ってほしい」と訴えると、山中教授は「研究者の1日は取り返しがつくが、1日の遅れで亡くなる患者の方もいる。そのことをいつも自分に言い聞かせ、研究室のメンバーも土日も休まず研究している」と語りかけた。

最終更新:5月17日9時39分

京都新聞

 

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2009年5月17日 5時00分発表

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