2009年 5月 16日
新型インフル、エリアの対応は?
海外に渡航歴がない神戸市の男子高校生が新型インフルエンザに感染していることが確認されました。岡山・香川両県でも、16日対応に追われました。厚生労働省は16日、神戸市の県立神戸高校に通う17歳の男子高校生が、新型インフルエンザに感染していると発表しました。男子高校生に海外渡航歴はなく国内では初めての人から人への感染となり政府は国内の警戒レベルを現在の「海外発生期」から「国内発生早期」に引き上げました。これを受け岡山県は、石井知事と幹部職員ら20人が集まり対策本部の会議を開きました。県内で感染した疑いのある患者が発生した場合、サンプル検査を実施し、監視体制を強化することなどを申し合わせました。また、県が設置している発熱相談センターでは相談員を2人増やし、受付時間を3時間延長して、対応するということです。香川県の対策本部は、真鍋知事を本部長に、警察本部や教育委員会などで構成されています。会議では、香川県の今後の対応策として、県内の保健所に設置されている相談窓口を発熱相談センターに格上げし、24時間体制で県民からの問い合わせに応じることなどを申し合わせました。

民主党代表選で地元議員の対応は
民主党は小沢代表の後任を選ぶ選挙を行い、新しい代表として、鳩山由紀夫氏を選出しました。民主党代表選挙は16日、告示され、岡田副代表と鳩山幹事長の2人が届け出ました。東京で開かれた両院議員総会では、党所属の国会議員による投開票が行われ、有効投票219票のうち、鳩山氏が124票、岡田氏が95票を獲得し、鳩山氏が新代表に選ばれました。岡山県連所属の3人の議員は次の代表に、誰がふさわしいか、県内の党員から意見を聞く予備調査を参考に、津村・柚木衆議院議員が岡田さんに、姫井参議院議員が鳩山さんに投票したということです。また、香川県連所属の2人の議員は、小川衆議院議員は岡田さんに、植松参議院議員は鳩山さんに、それぞれ投票したということです。

倉敷市の東京製鐵岡山工場で爆発事故
16日午後、倉敷市の水島コンビナートにある製鉄所で爆発事故があり、2人が軽いケガをしました。爆発事故があったのは倉敷市南畝の東京製鐵岡山工場です。午後1時すぎ、鉄のスクラップを溶かす電気炉が突然、爆発しました。この事故で、電気炉を操作していた19歳と60歳の男性従業員2人が爆風で割れたガラスの破片で軽いケガをし、病院で手当てを受けました。東京製鐵によりますと爆発当時、高さ50bほどまで黒煙があがったということで、爆風で周辺の建物の一部が壊れる被害も出ました。警察と消防が実況見分をして事故の原因を調べることにしています。

高松市で春のバラ展
香川県内の愛好家が丹精込めて栽培したバラを展示した春のバラ展が、高松市で開かれています。この催しは、趣味でバラを栽培しているバラ愛好家の団体、さぬきばら会が毎年、この時期に開いているものです。会場のサンポート高松、シンボルタワーには、真紅の花びらが印象的な、「情熱」や、清楚な白い花びらの「初恋」など会員が丹精込めて栽培した約100種類、約1000本が展示されています。16日は、盛り花やアレンジなど8つの部門で、コンテストが開かれ、色あいや花びらの形などが審査されました。また、会場ではバラの苗木が販売され、訪れた人たちが、お気に入りの1本を買い求めていました。この春のバラ展は17日も開かれます。