民主代表・小沢一郎がなぜ?いま辞任なのかが不思議がられている。
そんな時に麻生内閣のお膝元に女性スキャンダルが突如飛び出した。
果たして偶然なのか。選挙の達人小沢一郎。
西松建設問題で火の粉を浴びた小沢元代表は、メディアから集中砲火を浴びる。しかし、自民党で何かスキャンダルがあれば、どうなるか。当然、メディアの目はそちらへ移る。
小沢は計算をしていなかったか?週刊誌を政治家が、権力者が利用する術は当然ある。推測だが、鴻池スキャンダルは小沢サイドの刺客・・・・なんてね。
ひとたびターゲットから狙われると逃れられない。
狙われた鴻池官房副長官の脇の甘さにもあきれる。
このおじさん、麻生首相の懐刀として、副官房長官にに抜擢された。元来は関西では「そこまで言って委員会」(日曜昼・読売TVローカル)などで、歯に衣着せぬ右翼的発言で人気者だった。
防災担当相当時に、男児誘拐殺人事件をめぐり「(加害者の)親を市中引き回しの上、打ち首にすればいい」と記者会見で発言し、国会で陳謝したこともあった。 北朝鮮の拉致家族問題などでは「あんな国ぶっ潰せ」とか、尖閣列島問題では、韓国人を追い出せ、とかいった超右翼的過激発言で、物議をかもしていた。
麻生政権に入閣して、発言の方は慎重になっていたが、私生活では大胆になっていたようだ。
それにしても、4月20日には「間質性肺炎」の診断で入院していたはずだが、退院した月末のGWには、もう不倫旅行を決行するのだから、元気なおじさんである。
前回のスキャンダルは1月。税金で建て税金で家賃をまかなう議員宿舎に女性を引っ張り込んだところを「週刊新潮」にスクープされ、懲りたのかとも思ったが・・・。
新潮は、なおも追跡取材していたのだろう。追跡取材を続けるには、成算がなければ取材費をかけられない。
「きっと、このオッサン、またやりおる」ってなことだったはず。
公人の自覚のなさで、自らの首を絞めた。
【NEWS引用】鴻池祥肇官房副長官(68)は12日夜、「週刊新潮」(13日発売)に知人女性との宿泊旅行が報じられることを踏まえ、引責辞任する意向を固めた。麻生太郎首相は後任に浅野勝人参院議員を充てる方針。政府関係者によると、体調不良も辞任理由に含まれるという。鴻池氏は自民党麻生派に所属する首相の側近議員。官邸中枢の不祥事は次期衆院選に向けた政権運営に打撃となり、内閣はイメージダウン。
◇週刊新潮の要旨◇ 鴻池氏が4月28日からの連休を利用し静岡県熱海市に女性と「熱海ゴルフ倶楽部」へ2泊3日の温泉ゴルフ旅行。セキュリティーの厳重なクラブハウスで泊まり、いけす料理店で食事し、「蕎麦や」などに出入り。東京ー熱海往復に議員特権のJR無料パスを使用した。このころは新型インフルがフェーズ4から「5」に引き上げられたときで、当然内閣官房は緊急会議に出席の必要がある。
鴻池氏は今年1月にも参院議員宿舎に女性を宿泊させたと同誌に報じられ、河村建夫官房長官から厳重注意を受けた。この時は「男女の関係はない」などと釈明していた。
◆鴻池祥肇:68歳。参院兵庫選挙区選出。衆院当選2回、参院当選3回で、小泉内閣で防災担当相。日本青年会議所での活動を通じ古くから麻生首相と交流。
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