新型インフル疑い　栃木県でも

　国内初感染が確認された新型インフルエンザで、栃木県内でも１６日、感染疑い例が発生した。１７日午前中には、感染の有無が分かる。

　県健康増進課によると、感染の疑いが出ているのは、１１日まで米国に滞在し、１２日にＵＡＬ（ユナイテッド）８５３便で成田空港に帰国した県内在住の３０歳代の女性。１５日にのどの痛みがあり、さらに１６日朝、３７・８度の発熱があったため、県の発熱電話相談センターに連絡し、指示を受けて感染症指定医療機を受診した。インフルエンザ簡易検査でＡ型の陽性反応を示したため、保健環境センターで詳しい検査をしている。

　女性は現在、３８・３度の発熱とのどの痛みがあり、医療機関に入院している。

　また県は同日、新型インフルエンザの国内初感染が確認されたのを受け、福田富一知事を本部長とする対策本部の緊急会議を開き、特別警戒宣言を行うとともに、県新型インフルエンザ対策行動計画に基づく対応を第２段階の国内発生早期に移行することを決めた。