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チャリティーヨガ:「木のポーズ」めい想にふける 自然と共存し健康に /高知

 ◇米出身のスクール代表ラインシュさん

 ◇60人参加、県森と緑の会に寄付

 人や動物に優しい森を--。ヨガスクール「TOSA YOGA」=代表、オリバー・ラインシュさん(39)=がみどりの日の4日、高知市総合体育館(同市大原町)でチャリティーヨガを開き、徳島など県内外から約60人が参加した。参加費約6万円が、県森と緑の会(香美市、川合通子会長)に寄付された。

 米国出身のラインシュさんは95年に来日し、ALT(外国語指導助手)として幡多郡内の小中に赴任。山と海が気に入り、高知に定住し、99年にTOSA YOGAを設立した。主に外国人3人を含む5人の講師が県内6カ所で約70人にヨガを教えている。

 「人間は自然の一部というのがヨガの教え。自然が良くないと人間も幸せになれない」として、06年からみどりの日のチャリティーヨガを始めた。過去3回に集めた13万円余も同会に寄付され、苗木の購入や森林教育活動などに使われている。

 この日は小学生から70代までが参加。ヨガマットが敷かれた薄暗いフロアで、参加者は片足立ちで、胸の前や頭の上で手を合わせる「木のポーズ」を取ったり、めい想にふけったり、1時間半の間、体を動かしていた。

 最後に豪州出身の講師、ブレット・ミリナーさん(30)が「すべての生き物はどこでも幸せで自由でありたいものです」とあいさつし、終了した。

 双子の息子と参加した高知市はりまや町1、佐藤祐子さん(39)は「開催する目的がいい」。ヨガを初体験した泰斗(たいと)君(8)、陽斗(ようと)君(8)は「もっと自然を多くしたい」と話し、お小遣いから100円を寄付していた。

 同会の藤田朗子(あきこ)事務局次長は「森林もヨガも人を健康にしてくれる所でつながっている。本当にうれしい」と話している。【千脇康平】

毎日新聞 2009年5月6日 地方版

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