女性ファンに囲まれ、勝利を誓う亀田和毅（中）＝東京・江戸川区の勝又ジム
ボクシングの亀田３兄弟が、６月２７日にメキシコ・カンクンでそろってリングに上がるプランが１５日、浮上した。父・史郎氏（４３）が明らかにしたもので、オファーを受けている興毅のＷＢＡ世界フライ級暫定王座決定戦が正式決定すれば、そろい踏みが実現する。
史郎氏によれば、メキシコのプロモーターから、ＷＢＡフライ級暫定王座決定戦として同級９位のオマール・サラド（メキシコ）との対戦オファーを受けているという。史郎氏は「１００％暫定決定戦になると聞いている」と話した。
暫定王座決定戦になることを前提に、史郎氏は「大毅には、地域タイトルをかけたタイトル戦をやらせたい。和毅は普通の試合。亀田家の海外進出の第一歩として、３兄弟を世界にアピールしたい」と、並々ならぬ意気込みを語った。
今月３０日に行われるプロ７戦目に向けて、都内の勝又ジムでファンクラブ会員を集めて公開スパーリングを行った和毅は「次の試合はＫＯは狙っていない。自分のボクシングをして勝つだけ」と必勝を誓った。