プロボクシング「亀田3兄弟」の三男・和毅(17)が15日、初の日本人対決となる雲林龍広(28)とのプロ7戦目に向け、慢性的なけいこ不足で苦戦する大相撲の横綱朝青龍(28)を“反面教師”とした。
「朝青龍はだいぶ(力が)落ちていた。なめたらアカンな」。和毅はこの日、都内の勝又ジムでスパーリングを公開。前日に大相撲夏場所を観戦し、横綱の相撲をみて衰えを感じたという。足腰の強化のため、相撲の押し合いを練習に取り入れており、日々のトレーニングの重要性を再認識した。
国内での試合は昨年12月以来2度目で、今回は初の6回戦となる。新型インフルエンザの影響で、練習拠点のメキシコから先月29日に緊急帰国したが、「すぐに戻りたい」と第2の母国へ思いをはせた。父・史郎氏(43)によると6月27日にメキシコで長男・興毅(22)、次男・大毅(20)=ともに亀田=と3兄弟そろい踏みで試合を行う可能性が浮上しているという。(江坂勇始)