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【朝鮮半島ウオッチ】「長男、金正男は知りすぎた」「後継者は三男」説が急浮上 (4/4ページ)
このニュースのトピックス:北朝鮮
■権力闘争は要注意情報
にわかに関心の高まっている正雲氏。金総書記の料理人だった日本人、藤本健二氏は著書で「顔や体形が似ていたこともあり金総書記は非常にかわいがっていたようだ」と証言しているが、日本メディアにも気楽に話をする長男、正男氏やロック好きの次男、正哲氏に比べ、その資質を知る情報は少ない。
韓国紙の伝える脱北者情報などによると、10代で留学したスイス時代は外出を避けていた。スポーツ好きで負けず嫌いの性格で、2002年から軍幹部を養成する金日成軍事総合大学に学び、父親の視察する軍部隊を事前に訪問した、ともされるが、公式報道は全くない。
一方、関係筋が指摘した「後継者をめぐる権力闘争」は、事実であれば金正日総書記の統治力が落ちていることを意味しており、興味深い。北朝鮮の最高関心事である後継について、独裁者の力が絶大であれば周辺にパワーゲームの余地はないからだ。確認の困難な後継者争いだが、情報の種類、流出の経路や頻度なども金正日体制の“不安定度”を測るポイントとして注視の必要がありそうだ。
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