ニュース 速報 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
現在位置は
です

経済 科学 ピックアップ

本文です

中之島線の乗降客、予想の3〜4割…京阪は減収減益

 京阪電気鉄道は12日、2008年10月に開業した中之島線(天満橋―中之島間、約3キロ)の09年3月末までの乗降客数が、当初見込みの3〜4割にとどまる約400万人だったと発表した。

 京阪本線など他線からの乗客の移行が予想より進んでいないほか、「中之島の再開発が遅れている影響もある」(桜井謙次取締役)としている。集客効果のある沿線のイベント開催などで、来年3月末までの1年間で乗降客数1000万人を目指すという。

 昨秋以降の景気後退で既存路線の通勤客が減少したため、3月末までの1年間の鉄道事業の旅客収入は、前の年の0・3%増にとどまり、新線の“開業効果”が打ち消された格好だ。

 同日発表した09年3月期連結決算は、売上高が0・5%減の2607億円、税引き後利益は11・2%減の74億円で減収減益だった。中之島線開業に伴う初期投資の負担や、百貨店など流通業の不振が響いた。

2009年5月13日  読売新聞)

経済 科学 最新記事

一覧
現在位置は
です