「感染すでに拡大の可能性」 専門家諮問委員長 |
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政府の新型インフルエンザ対策本部専門家諮問委員会の尾身茂委員長(自治医科大教授)は16日、初の国内発生を受け内閣府で記者会見し「感染がすでにじわじわと広がっている可能性も否定できない」と述べ、地域レベルでの感染が拡大している可能性があるとの認識を示した。 尾身氏は理由として、感染が確認された神戸市の高校生に海外渡航歴がなく、他の感染者らとの接触も現段階では確認されていないと指摘。同時に、今回の新型インフルエンザは高病原性ではなく、治療薬が効果を上げているとして「過度に不安になる必要はない」と強調した。 現行の検疫態勢については「国内で発生しているので、同じレベルを維持する選択肢はないと思っている」と述べ、縮小を検討する時期に来ているとの考えを示した。
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(初版:5月16日18時53分)
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