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スポニチColumn

2009年03月02日 嵯峨百合子「素顔のぞいちゃった」
今年こそ!今岡選手、応援しています


 今年も行ってきました、阪神の宜野座春季キャンプ!私のキャンプレポートも今年で4年目に入りました。
 朝3時に起きて、早朝の便で沖縄へ。そこから高速バスに揺られること90分、やっとの思いで宜野座につきました。で・・・あっついぃ(>_<)
 これまではスプリングコートでも寒かったのに・・・真夏並みの日差しに立っているだけでもしんどかったです。

 例年この時期はいろいろな球団にお邪魔して、取材をしてきたのですが、今年は阪神一本に絞りました。昨年のシーズンは本当に悔しい思いをした阪神だからこそ、今年は何かやってくれそう。目が離せないチームだからこそ、キャンプからきっちり見ていきたいと思ったのです。
 特に金本選手、下柳選手に矢野選手など、アラフォー世代を中心にどのようなドラマを作っていってくれるのか本当に楽しみです。
 そして今年はやっぱり真弓監督!岡田前監督が立派に育てあげたこの阪神タイガーズをどのようにアレンジしていくのかも魅力です。

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 第一弾として復活の期待を込めて、昨年苦しんだ今岡選手にインタビューをしてきました。

 ゆりこ:ズバリ。昨年を振り返っていかがでしたか?
 今岡選手:消したい。いつか野球を辞めた時にあのころが濃かったなぁって思うんやろうなぁ。

 ゆりこ:昨年一年長かったですか?短かったですか?
 今岡選手:長かった。いろいろ自分では気にしてなかったんやけど、周りがいろいろ言ってくるから…。ガソリンスタンド行ってもどこ行っても、『頑張れや』『頼むで』『どっか悪いんか』心配して応援して言ってくれてるのは分かるんやけど、正直辛かったよ。

 ゆりこ:そんな中でも試合は見てたりしたんですか?
 今岡選手:見れなかったねぇ。チャンネルつけるだけでイライラするんだよ。家族もチャンネル付けたりしなかったしね。子供も気を使ってか『見てもおもんない!』とか言うんだよ。

 ゆりこ:辛いときにどのようにしてモチベーションを上げていったんですか?
 今岡選手:グランドに出たら、上げざるをえないよね。でも、ユニホーム脱いでいるときは、時と場合によるけど落ちたりもするよ…。シーズンが始まると、人と会いたくなくなったりして…難しいよね。

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 ゆりこ:今年なにか新しく取り入れたものってありますか?
 今岡選手:ハワイに行ったよ。縁担ぎでね。あとは気持ちを大事にするということ。野球しているときよりも普段の生活の方が長いから、その時の気持ちの持ちようって大事だと思うようになった。結局は普段の生活も野球に反映されると思うから。

 ゆりこ:監督が代わりましたが、いかがですか?
 今岡選手:男前!!今は俺をどうしようか見ている。どうしようかなぁって。そういうのを感じるよ。

 ゆりこ:今年の目標は?
 今岡選手:ゴールした時に、いい一年だったなぁと思いたいね。今岡という男を見定める年になるのではないかと思う。

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 昨年は本当に悔しい思いをした今岡選手。思い出したくもない昨年の話ですが、淡々と語ってくれました。そこから、今年こそはという強い気持ちが伝わってきましたし、そして、あまり気にし過ぎずに自分のペースで、自然な形で野球が出来れば、きっと復活できる。そんな部分も見えましたし、まだ少し模索しているようにも感じました。
 ただ言えることは今岡選手の復活をファンが一番待ち望んでいるということ。そしてV奪回のカギを間違いなく握っているということです。
 「頑張ってください!」と言われるのが一番つらいと言っていました。だから何も言わず見守って…いや応援してます!!☆

 ▼嵯峨百合子(さが・ゆりこ) 2004年度の「ミス日本グランプリ」。1982年7月24日生まれの26歳。石川県出身。身長は1メートル74、均整のとれたスタイルと親しみやすい笑顔が印象的だ。高校時代、米国に2年間留学経験があり、外国人選手とも自然にコミュニケーションがとれる。現在はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」、同「激走!GT」にレギュラー出演中