新型インフルエンザの流行に備え、大手企業が重要業務への影響を最小限に抑える「事業継続計画(BCP)」を拡充する。企業が持つBCPの多くは自然災害や強毒性の鳥インフルエンザの流行を想定している。NTTドコモやセブン&アイ・ホールディングスは弱毒性にも対応する詳細な計画作りに着手した。
NTTドコモは今年3月に強毒性インフルエンザの流行を想定して計画をまとめたが、弱毒性の広がりで急きょ見直しを始めた。既存計画だけでは対策が厳しすぎると判断、流行時に停止する業務範囲などについて今回のインフルエンザを前提に見直す。既存計画に加え、月内をめどに新たな計画も策定する。(07:00)