名古屋市千種保健所は15日、同市千種区東山通、食品輸入販売「恒信物産」(閻長斌(えんちょうひん)社長)が4月17日に輸入した中国原産の乾燥シイタケから、放射線を照射した跡が確認されたとして、食品衛生法に基づき、この乾燥シイタケの販売禁止を命令した。
名古屋検疫所が抜き取り検査をして発覚した。同社はこの乾燥シイタケを、中華料理店などへの販売目的で1550キロ輸入したが、全量が出荷前で市内の倉庫に保管されていた。海外では殺虫・殺菌目的で食品に放射線を照射することがあるという。【宮島寛】
毎日新聞 2009年5月16日 地方版