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【衝撃事件の核心】犯人が15時間も現場に居座ったのは…浮かび上がる世田谷一家殺害事件との共通点 (5/5ページ)
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その上で、こうも言った。「現場で時間稼ぎをしていたのは誰かを待っていた可能性がある。つまり、共犯がいる可能性もあるということ。あるいは、誰かに殺害を頼まれたのかもしれない」
署員は“犯人”を見ていた…最後は被害者が自力で脱出
自宅を最初に訪れた蟹江署員が犯人の疑いが強い男を取り逃していた事実が事件から6日後に明らかになった。
県警の立岩智博捜査1課長は「初動捜査にミスはなかったと判断している」と弁明したが、ジャーナリストの大谷昭宏さんは「現場に居合わせた関係者を一斉に足止めにするのは捜査の常識だ。現場を離れるというのは考えられず、その場で応援を呼べばいいだけの話。県警の初動捜査の教育に疑問を抱かざるを得ない」と指摘する。
ことの顛末(てんまつ)はこうだ。捜査本部によると、勲さんが助けを求めて外に出てきた後、蟹江署員がドアのすき間から中をのぞくと、玄関先の廊下で若い男がうずくまっていたという。署員は男に「大丈夫ですか」と声を掛けたが反応はなく、ひとまず勲さんを近くの路上に保護し、2分後に現場に戻ると、男は消え去っていた。
“捜査ミス”とは別に浮かび上がるのは、それまで身動きが取れない状態にされていた勲さんが、そのときは外に逃げられる状態にあったという点だ。
勲さんは捜査本部に「玄関のインターフォンが鳴ったとき、犯人は近くにいないようだった。力を振り絞って逃げ出した」と説明しているという。
それまで、新聞配達員らが何回かインターフォンを鳴らした際は、「出てはいけない」と言ったり、勲さんに布団をかけるなどしていた犯人は、その時だけは勲さんの動きを気にかけていなかったことになる。そのとき犯人は屋内のどこで、何をしていたのか…。
情報提供は蟹江署捜査本部、フリーダイヤル(0120)011076
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