静岡新聞のニュースサイトへようこそ。本ページはスタイルシートとJavascriptを使用しています。
静岡新聞 > 政治・経済 > 新商品・新技術

ここから本文

新商品・新技術

副鼻腔内視鏡手術で新装置 3次元計測で動き追従

05/13 08:14
 浜松地域テクノポリス推進機構は12日、浜松医科大、民間企業などと共同で進めてきた「耳鼻咽喉(いんこう)科領域で使用される新しい副鼻腔(びくう)内視鏡手術用ナビゲーション装置」の製品化にめどがたち、14-16日に東京で開催される日本耳鼻咽喉科学会総会に参考出展が決まったと発表した。
 蓄のう症などの副鼻腔の内視鏡手術では、海外で生産されたナビゲーション装置が使われているが、患者の位置合わせが煩雑で時間がかかる上、標識をつけないと患者の動きに追従できないなどの難点がある。
 このため、白色光による3次元形状計測装置を用いたナビゲーション装置の開発を進めた。外国メーカーの装置が点で計測するのに対し、新たな装置は形状計測するのが特徴。位置合わせの平均誤差0・8ミリの高精度を保ちながら患者の動きに追従する世界初の技術を実現した。手術器具の形状を自動認識する機能を持ち、手術の安全性向上に寄与する。
 3次元形状計測装置はパルステック工業(浜松市)、ソフトウエア処理はアメリオ(同)、装置化は永島医科器械(東京)が担当した。現在医療認可の手続きを進めていて、来年5月の商品化を目指しているという。
 開発の中心の浜松医科大光量子医学研究センターの山本清二准教授(55)は「副鼻腔の内視鏡手術は件数も多く、大学や高機能病院に限定せず、一般の市民病院レベルでの使用を想定して使いやすさを工夫した」と話している。

メール メールで記事を紹介 印刷 印刷する

副鼻腔内視鏡手術用ナビゲーションシステム



[特集]

関連ニュース・バックナンバー




静岡新聞購読のご案内

SBS動画ニュース

静岡でトレインフェスタ開幕

静岡新聞社の本

生と死・病・老い、未期医療現場…。「いのち」をとりあげて好評の静岡新聞連載を一冊にまとめた・・・[記事全文]
日本が見える47NEWS
47CLUB

携帯サイト案内

手のひらに最新ニュースを。会員にはメールも配信。お得なグルメ情報も掲載!携帯サイト「静岡新聞SBS」
携帯サイトについて
携帯サイト静岡新聞・SBS
ページのトップへ