調布署などは15日、住所不定、無職、瀬口裕介被告(26)を強盗強姦(ごうかん)と住居侵入の疑いで再逮捕し、送検したと発表した。瀬口容疑者は別の強盗強姦事件で逮捕、起訴されており、現場に残されていたDNA型が一致した。「欲望を満たすためにやった」などと供述し容疑を認めているという。
逮捕容疑は、07年12月14日午前7時ごろ、20代女性が住む都内のアパートの部屋に無施錠の玄関から侵入し、女性を押し倒して「金を出せ」と脅迫。顔に粘着テープを巻きつけ両手足を縛って財布から現金1万3000円を奪い、女性を暴行したとしている。
瀬口容疑者は当時、大学4年生で三鷹市内に住んでいた。卒業後、地元の愛知県に帰ったが、昨年12月、住居侵入などの疑いで愛知県警に逮捕され、強盗強姦事件など4件の事件で起訴されていた。【山本将克】
〔多摩版〕
毎日新聞 2009年5月16日 地方版