大阪放送局

2009年5月16日 12時43分更新

神戸市内の学校 1週間休校に


海外渡航歴のない神戸市内の高校生から相次いで新型インフルエンザのウイルスが検出されたことを受けて、神戸市は市内の一部の学校をきょうから7日間、休校にすることなどを決めました。

神戸市は、中央区と灘区、東灘区の3つの区にある、神戸市立の保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校、それに特別支援学校の合わせて99校をきょうから今月22日までの7日間、休校にすることを決めました。
また、隣の芦屋市の学校や県立・私立の学校や大学にも休校を要請しています。
また、このほか、この3区では、今月22日までに出発予定の、神戸市立の学校の修学旅行についても延期し、高齢者が通う福祉施設についても休所することになりました。
さらに、あすまでに約93万人の人出が見込まれている、神戸まつりについて、3つの区での催しをすべて中止するということです。神戸市は、市民に対して冷静な対応をとるよう呼びかけており、不要不急の外出を自粛するよう求めるとともに手洗いやマスクの着用を呼びかけています。
また、感染したと疑われる場合には病院を訪れる前に発熱相談センターに電話で問い合わせるよう求めています。
神戸市の発熱相談センターの電話番号は078−335−2151で、これまでより電話回線を増やし、24時間態勢で相談に応じることにしています。
さらに、不安を軽減するため、一般の人向けの相談窓口も新設しました。
こちらの電話番号は、078−322−5000です。