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2009年5月15日(金) 19:20 |
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ハンセン病国立療養所保存へ視察
ハンセン病の強制隔離政策の歴史を後世に残すため、施設の保存などを検討している厚生労働省の作業部会のメンバーが瀬戸内市の長島を視察しました。
瀬戸内市の長島には、長島愛生園と邑久光明園の2つのハンセン病国立療養所があります。 15日は、厚生労働省の職員や建築学が専門の大学教授ら3人が、国内で初めて作られたハンセン病・国立療養所、長島愛生園の歴史館などを視察しました。 歴史館は1930年に建てられた旧事務本館です。 設立時には、当時の安達内務大臣なども迎えて開園を祝った建物で、園のシンボル的な建築物です。 当時では珍しい、重厚なコンクリート造りの建物です。 このあと3人は、かつて収容所として使用されていた「回春寮」も視察しました。 患者が消毒された風呂などがそのままの状態で残されています。 長島愛生園の自治会では、園内に残る歴史的建造物の保存や復元を実現してほしいと強く要望しました。
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