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2009年5月15日(金) 19:20 |
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備前市の山火事、ようやく鎮火
14日、岡山県備前市で発生した山火事は一晩中燃え続け、50ヘクタールを焼いて午前11時半前にようやく鎮火しました。 出火現場は林道近くと見られていて、タバコの火が原因の可能性も出ています。
14日午後2時頃、備前市佐山で発生した山火事は、おりからの強風にあおられ燃え広がりました。 600人体制で消火活動が続けられましたが鎮火には至らず、午後8時過ぎ、これ以上の消火活動は不可能とやむなく中断されました。 夜明けとともに再開された消火活動には、消防約330人とヘリコプター3機が投入されました。 朝になって風が収まったこともあり、火の勢いは徐々に衰え、出火から21時間あまりでようやく鎮火しました。 不安な思いで消火活動を見守っていた付近の住民からは安堵の声が聞かれました。 焼失した山林は約50ヘクタールで、上空から見ると東西約1.5キロにわたり黒く焼け焦げた山肌が広がります。 出火現場は縫うように走る林道付近と見られています。 この林道は備前市佐山と伊部を結ぶ生活道路となっていて、警察と消防は16日から現場検証を行い、出火原因の調査を行う予定です。出火から21時間あまりでようやく鎮火しましたが、ときおり山腹から白煙が上がることもあり、消防はしばらくの間警戒を続ける方針です。
今回の山火事は14日夜の段階ですでに40ヘクタールを焼失していました。一気に燃え広がったことにはいくつかの要因が考えらます。 今回の山火事は、おりからの強風にあおられ燃え広がったといいます。 さらに考えられるもうひとつの要因が、このところ続いていた空気の乾燥です。 16日・17日は雨も予想されますが、今後再び乾燥した天気が続いた後には注意が必要です。
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