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岡田ジャパンピンチ!田中達がW杯予選欠場 (2/2ページ)

2009.5.16 05:03
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岡田ジャパンピンチ!田中達がW杯予選欠場
黙々とランニングでリハビリをする田中達也(左)。復帰には時間がかかりそうで、三都主もガックリ?(撮影・大橋純人)【フォト】

 ガラスのエースが、またも故障に泣いた。4月12日の名古屋戦で左もも裏腱を痛め、1カ月が経過。FW田中達の回復状況について、浦和のフィンケ監督が初めて重い口を開いた。

 「見ての通り、達也は速いペースで走っているわけではない。持久力を維持するだけで、瞬発系の練習はやっていない。すぐにゲームができるようなレベルではない」

 早期復帰をきっぱり否定した。いまだにジョギング中心の別メニュー調整で、6月のW杯アジア最終予選3試合の出場に赤信号が点灯だ。南ア切符獲得に「あと1勝」と迫る岡田ジャパンは25日に大阪で合宿を始め、キリン杯2試合を消化して決戦に臨む。しかし、21日のメンバー発表で田中達は落選が決定的だ。

 W杯への楽勝ムードが一転、故障者が続いて暗雲が漂った。13日には控えDF寺田(川崎)が左もも肉離れで長期離脱。司令塔のMF中村俊(セルティック)も右足内転筋に故障を抱える中、エースFWの欠場は大きな不安材料となる。

 回復次第、追加招集する手段もある。しかし、フィンケ監督は「早く復帰して再びけがをしても本人、クラブ、代表のためにならない」と難色を示した。無理をすれば今季を棒に振る可能性もあり、3季ぶりのリーグ優勝を狙う浦和はリスクを伴う。

 当の本人は、この日は無言を通した。最近は何を聞かれても「わかりません」と歯切れが悪い。前回の06年ドイツW杯は、前年に右足首脱臼骨折の大けがを負い、涙をのんだ。今年は国際Aマッチ出場4試合で1ゴールと好調だったが、サッカーの神様は試練を与え続ける。(浅井武)



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