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ファラ・フォーセットさん感動の闘病物語…に思わぬ「水」 (1/2ページ)
【ニューヨーク=松尾理也】米テレビドラマ「チャーリーズ・エンジェル」などで70年代から80年代にかけて一世を風靡(ふうび)しながら、現在はがんで死のふちにある米女優、ファラ・フォーセットさん(62)の闘病生活を追ったドキュメンタリー番組が15日、米国で放送された。死に直面したフォーセットさんが生の意味を問い直す感動的な内容だが、放送直前になってこの番組制作にかかわったテレビプロデューサーと、長らくパートナーの関係にある俳優のライアン・オニール氏との間に訴訟が勃発(ぼっぱつ)。せっかくのドラマに水を差す展開となっている。
ロイター通信などによると、訴えたのは、今回の闘病ドキュメンタリーを制作したプロデューサーのクレイグ・ネビアス氏。「フォーセットさんの承諾のないまま、オニール氏が勝手に内容を編集し直した」と非難するとともに、自分自身が「オニール氏の関係者によって」フォーセットさんと連絡を遮断された状態に置かれている、と主張している。
番組は「ファラの物語」と題され、治療を受けて豊かだった髪が抜け落ちたフォーセットさん自身の姿など、ショッキングな映像が含まれることで話題を呼んでいる。
フォーセットさんは2006年にがんと診断され、07年に全快を宣言したが、その後再発した。
訴えに対し、オニール氏側は「ファラが命をかけて闘っているときに起こされた心ない訴えに驚いている。彼女がこんな訴えが起こされた事実を知らないでいることを望む」とコメントした。
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