「安定的な安全な水の供給」、「食料の供給」は、今の死活問題です。
これに対してできること、子供たちが自分たちでできる仕組みなど、
何でも結構です。知恵があったら貸して下さい。
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ノリア孤児院の抱える問題
水の問題
1番深刻な問題です。ノリアの生活用水は「雨水」と「池の水」を使用しています。
10月から4月は乾季のため、雨水は不足し、池の水に頼っています。しかし、その池の水の汚染が進み、子供たちが皮膚炎を起こしたり体調を崩しています。
現在は、日本人のドナーがフランスのNGOから水を買い、供給してくれており5月までの飲み水は確保されていますが、その後の目途は立っていません。
食料の問題
カンボジアの最低生活は1人1日1ドルと言います。ノリア孤児院では68人が1日10ドルで食べています。当然、1日3食は食べられません。昼と夜にツケで買ったお米と1品のおかずを分け合って育ち盛りの子供たちが生きています。
子供たちの世話
ノリアにいる子供たちの殆どがまだ幼く、年長の子供たちが世話をしている状況です。僧侶のムニー様は托鉢に出かけることが多く、また、年長の子供たちも学んだ英語で訪れる外国人の案内をしたり、通訳をしたりで、孤児院を離れることが多く、小さな子供たちだけが取り残されているのが現状です。年長の子供た ちもそうした仕事があると、学校は休みがちになり、勉強が遅れ、ドロップアウトする子供も出てきています。
寝室不足
年々出稼ぎや貧困、DVの被害、AIDSによる孤児の数が増える中、ノリアに入ってくる子どもの数も増加し続けています。元々、限られたスペースで10人位から始まった孤児院がスペースはそのままで現在68人、まだまだ増える可能性があるというのですから当然、居住性が悪くなります。外で寝たり、土間で寝たり 、折り重なるように寝ているのが現状です。そして子供はいくら食糧事情が悪いとはいえ、成長しています。益々この問題は深刻になると予想できます。
衣服の問題
ノリアの子供たちは幼い子供を除いて、基本的には学校に通学しており、通学用の制服は外国人のドナーからの寄付で1人2着ずつ持っています。しかし普段の服装は傷んだものが多く、穴の空いた服が通常です。上の子からのお下がりにできる状態のものはありません。また、雨季は肌寒い日もあるのですが、重ね着 をするほど服がないことと、基本的に薄い服が多い状況です。