1999年のカンヌ国際広告祭で金賞を受賞した日本人を侮辱するノルウェーのCM。
その内容を1999年8月8日の朝日新聞から引用する。
このCMが金賞を与えられたことについて、高山正之帝京大教授が批判していた。
「おしぼりは日本が生んだ文化ということも、それが風呂に入る習慣もない、顔を拭くことも知らなかったノルウェーについ先年になってやっと普及したことも彼は知らなかった。ノルウェー人は、初めておしぼりを見て下等な日本人はきっと知らないはずだと思ったのが、このCM制作動機だろう。」
飛行機内でおしぼりを配るサービスはJALが始めて、後に世界の航空会社に広まったのだが、愚かなノルウェー人はそんなことは知らないし、調べようともしないので、おしぼりをネタに日本人をバカにした。
その件については、以前に他のブログで書いたので見て貰いたい。
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このように、日本発の生活に関わる文化で、世界に浸透しているものは多い。
おしぼりの他にも、例えばアイスコーヒーがある。アイスコーヒーは大正時代に生まれた飲み物だ。欧米では最近までコーヒーを冷やして飲むことなど殆どなかったが、スターバックスなどがアイスコーヒーやコーヒーフラペチーノを始めたことで、欧米でも知られるようになった。
だが、そんなことは欧米の人間は知らぬのだろう。
別に知って貰いたいとも思わないが、おしぼりのときと同じように、日本人が無知だとかアイスコーヒーを知らないなんて勝手に思われたくないものだ。
ちなみに、私はこのクソ暑い時期にスターバックスに行ったときは、例外なくフラペチーノを飲む。フラペチーノはおいしいのだが、飲んでいる途中で「ケホッ」と咳き込んでしまう。他の人に聞いてもそうなのだが、何故なんだろうか。
by はぐれ雲
インドのカースト