【国際】「寸志」取り締まりに教師ら反発 韓国「泥棒扱いするのか」2009年5月15日 10時45分
【ソウル15日共同】韓国で毎年5月15日の「先生の日」に合わせて小中高校の児童・生徒の親が教師に「寸志」として現金などを渡す慣行を根絶しようと、政府は取り締まりを強化したが、教師側から「泥棒扱いするのか」との反発も出ている。 寸志は現金のほか、最近は商品券や品物が多い。韓国メディアによると、大半の親は「わいろ」と認識しながらも、「自分の子供に目をかけてほしい」「少なくとも不利益を避けたい」と考えている。 「不正腐敗の根絶」を強調する李明博大統領の意向を受け、政府機関の国民権益委員会は今年を「寸志との闘いの年」と宣言。各地の教育庁を通じて教師への指導を強め、東亜日報によると一部地域の学校では、同委の調査官が教師の買い物袋や自動車のトランクまでチェックし、教員労組が「人権侵害」と抗議する騒ぎになった。
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