西武の石井一久投手（３５）が日米通算１５０勝に到達した。勝負球のスライダーで低めを丁寧に突き、７回途中まで３失点。直球も最速１４９キロをマークし、「球が切れ過ぎていたので制球が難しかった。でも、勝負どころで決められた」。節目の勝利には「興味ない。（野球を）やめた後、子供に教えるのに分かりやすい数字だとは思う」と素っ気ない。

　次の大台は日米通算２００勝となるが、これについても「２００勝は（プロに）入ったときから目指していない。子供も来月サッカーチームに入るし」と、冗談とも本音ともつかぬコメントだった。