
本日を遡る事4日前の2/10(金)のことである。
その日は小生の嫁の35回目の誕生日ということで、久しぶりに二人で映画を観に行った。
「男たちの大和」
小生にとっては2回目、嫁にとっては始めてみる映画である。
未だ劇場で上映中であるので、微に入り細を穿った批評はする気はないので、ワンポイント感想程度をココに記述しようと思う。
まぁ、大体この映画をまともに論じたらガキの感想文レベルでも相当な量になるだろうし、まともな批評なんぞ書こうと思ったらそれこそ本が一冊余裕で書けてしまう。
近いうちにガキの感想文レベルの事はブログ上か掲示板でアップしたいとは思っているが、今日のところは極々簡単なレベルで済ませておこうと思う。
極論を言えば、一言で終わりである。
ドコゾの国のとある大統領の台詞を捩ってしまえば良い。
「日本人の 日本人による 日本人のための 映画」
コレは映画を観る前から解っていたことだが、戦艦大和という船には、日本人の全てが詰まっている。
賢明な部分も愚劣な部分も、
有能な部分も無能な部分も、
美しい部分も醜い部分も、
高潔な部分も卑劣な部分も、
全てが…。
まさに、文字通り
「大和」なのである。
今回の映画は、それを見事なまでに描き切った。
完全なノンフィクションやドキュメントと言う訳ではない、かといって虚構ではない、一つの真実を命ギリギリの表現で描き上げた近年稀にしか観る事の出来ない超一級の作品である。
キャスティングを見ても、仲代達也を筆頭に反町、中村等実力派を結集し、客寄せパンダの類は出演していない。
特撮やCGの技術も撮影期間を考えればこれ以上は望めないであろう。
久石譲の音楽も流石といって良い。
観る前は、作品を破壊する可能性が極めつけに高く、不安を拭えなかった長渕剛の主題歌も、小生の不安が杞憂に終わったことを教えてくれた。
嫁も相当気に入ったらしく、「必ずDVDは買う!」が観終わっての第一声であった。
観に行って良かった。
同時に、観せて(一緒に観に行って)良かった。
この映画を作り上げた全ての人に感謝の意を表したい。
Posted at 2006/02/14 20:27:18 | |
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