
さて、最終話…。
最後の最後で生きてくるんでっけど、映像を16:9の比率にしてモノクロで描かれる演出が小生的には○です。w
イキナリ15年飛んで、アバンタイトル突入です。
初っ端のお姉さまの台詞
「行って来ます。あなた、いえ、コーチ…。」
コレ、見事ですね。
新たな闘いへのお姉さまの決意が過不足なく現れた台詞です。
あの第一話で嫉妬に狂って主人公ノリコに挑んだカシワラ女史
(校長になってますこの人)もエエ味出してます。
けど、40代前半で“お婆さん”はあらへんと思いますが…。w
確かに結構老けてて、ノリコの稲妻キックに破れ、認めて送り出した後、コーチとなり、その後若くして校長になった激務と心労が彼女の老化を促進したんでしょうか?
ノリコの親友キミコの娘タカミは既にノリコの年齢を超えており、母校の後輩として、お姉さまの教え子となってます。
この場面での生徒達の様子が、人工BHドッカン作戦の後、お姉さまがコーチとなり、最愛の人と幸せなひと時を過ごしながら、生徒達に慕われるコーチとなっていたことが伺われます。
本編に入っていくときのタイトルロールの流し方と、音楽が王道を押さえててエエ感じです。
始まって最初にお姉さまを迎えた担当局員とお姉さまの議論が、この作品の一つのテーマを表現してます。
黙って滅びをという局員に対し、本当はそれが正しいか解らないが、自殺を否定し、生き延びる為の努力をと言うお姉さまの発言こそ至言と思います。
バスターマシン三号に乗って核恒星系に出向き、ノリコに会えるちゅう期待を持つお姉さまの場面から現地へ場面が飛びます。
素晴らしく美しいデザインの旗艦エルトリウムで、提督のところに赴くノリコ、今や以前の面影はなく、自身に溢れた歴戦のパイロットの風格を漂わせてますわ。
この場面でのタシロ提督のスイカ食ってるチクと間抜けっぽい表情が中々…。w
コーチとの幸せを選び、お姉さまが地球に残った後、やっぱあのユングがノリコの相棒を務めとったんですなぁ…。
で、場面戻ってBHBの操縦席に乗っとる時のお姉さまの服装が…。w
ワザワザこの場面で視聴者サービス丸出しの色っぽい服着せるかホンマ…。w
合流したBHBと艦隊、再会するお姉さまとノリコ…。
お姉さまの過ごした15年の歳月とウラシマ効果で半年しか経過していないノリコの歳月の違い、再会を目一杯喜ぶお姉さまと、戸惑いを隠せないノリコの対比の描き方は見事です。
お姉さまと呼ぼうとしてオオタ中佐と言いなおすときのノリコの表情が…。
そして、ノリコへの親友キミコからの手紙…。
「私が生きている間には無理でも、娘の生きている間にはお戻り下さい。」
自分の年齢を追い越してしまった親友の娘…。
寂寥感漂うノリコの涙が、ラストの場面への複線です。
小生的には、ノリコの部屋の思い出の写真にまぎれておいてあった宇宙戦艦ヤマトの模型が萌えですわ!w
ココまでを、たった7分程度で描いてるんでっけど、ココまでだけで最低一話使って欲しいです。
夫々の年月を考えたら、二話使ってもエエと…。
小生的に、お姉さまが地球に残ったあとのノリコとお姉さまの不在を支えノリコのパートナーとして共に戦ったユング、地球に残ったお姉さまとコーチの闘病、この物語では今一つ描かれてまへんけど、コレまで艦隊を指揮し続け最後まで最前線に居たタシロ提督
(まともに考えたら、恐らくかなりの名将と思われる)の苦悩と戦い、このあたりを、回想シーンとかで入れて欲しかったと思います。
そないしたら、最後のノリコとお姉さまの特攻寸前の行動
(最初ノリコはマジで特攻する気でしたし…)も、更に意味が伝わり易かったんやないかと…。
ココで前半終了となります。
Posted at 2007/09/18 1:10:36 | |
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