職業能力協会が3500万円不正支出、補助金を飲食などに
5月15日3時9分配信 読売新聞
政府の今年度補正予算案に7000億円の基金設立が盛り込まれた厚生労働省所管の法人「中央職業能力開発協会(中央協会)」(東京都文京区)と傘下の都道府県協会に会計検査院の調査が入り、中央協会と8県の協会で、職員らによる飲食など計約3500万円の不正が指摘されていたことがわかった。
検査院は夏までに全国47協会の調査を終える方針で、不正額はさらに膨らむ見通しだ。
検査院が調べたところ、中央協会では2002〜04年度、補助金では支出が認められない酒食を伴う懇親会を3回開き、計約64万円を会議費として処理していた。地方協会では岩手、宮城、栃木、新潟、石川、福井、島根、広島の各協会で計約3410万円の不正が見つかった。
福井県の協会では05年度までの4年間で、約1585万円の不正支出が判明。このうち990万円は、役職員らが民間関係者などとの懇親目的の宴席に使っていた。毎回のように女性コンパニオンを呼び、2次会のスナックでの代金も約80万円に上っていた。栃木県の協会では02〜05年度で計約1267万円が発覚。職員らの懇親会のほか、退職金の積み立てにも充てられていた。その他6県の協会では、職員の慶弔費や、補助金では目的外の会報誌郵送代などで約560万円が判明。このうち、宮城、広島を除く4協会では職員らによる飲食が見つかった。
一般会計総額約14兆円の今年度補正予算案では、46基金に約4兆3700億円を計上。このうち中央協会の7000億円がトップで、職業訓練者の生活支援給付などに充てられる。
福井県協会は「昨今の社会状況からすれば、懇親会への支出は不適切だった」としている。
検査院は夏までに全国47協会の調査を終える方針で、不正額はさらに膨らむ見通しだ。
検査院が調べたところ、中央協会では2002〜04年度、補助金では支出が認められない酒食を伴う懇親会を3回開き、計約64万円を会議費として処理していた。地方協会では岩手、宮城、栃木、新潟、石川、福井、島根、広島の各協会で計約3410万円の不正が見つかった。
福井県の協会では05年度までの4年間で、約1585万円の不正支出が判明。このうち990万円は、役職員らが民間関係者などとの懇親目的の宴席に使っていた。毎回のように女性コンパニオンを呼び、2次会のスナックでの代金も約80万円に上っていた。栃木県の協会では02〜05年度で計約1267万円が発覚。職員らの懇親会のほか、退職金の積み立てにも充てられていた。その他6県の協会では、職員の慶弔費や、補助金では目的外の会報誌郵送代などで約560万円が判明。このうち、宮城、広島を除く4協会では職員らによる飲食が見つかった。
一般会計総額約14兆円の今年度補正予算案では、46基金に約4兆3700億円を計上。このうち中央協会の7000億円がトップで、職業訓練者の生活支援給付などに充てられる。
福井県協会は「昨今の社会状況からすれば、懇親会への支出は不適切だった」としている。
最終更新:5月15日3時9分
この話題に関するブログ 8件
関連トピックス
主なニュースサイトで 公金の不適正支出 の記事を読む
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます
- <拉致被害者>家族会などが田原総一朗氏とテレ朝に抗議(毎日新聞) 11日(月)18時52分
- 民主・小沢代表、辞任の意向[photo](産経新聞) 11日(月)15時2分
- SMAP草なぎさん宅捜索 「全容解明のために必要だった」政府答弁書[photo](産経新聞) 12日(火)11時24分