今月、宮崎市内のスーパーで販売された、ホウレンソウを食べた女性2人が、体調不良を訴え、検査の結果、ホウレンソウから、基準を上回る残留農薬が検出されました。市では、ホウレンソウの回収を命じるとともに、購入した人に注意を呼びかけています。(中木場記者リポート)「ホウレンソウは、現在、こちらの倉庫に保管されています。こちらの店舗で購入した人のうち、2人の女性が体調不良を訴えたということです」宮崎市の発表によりますと、今月11日に、宮崎市鶴島のスーパーで、ホウレンソウを購入した30代と50代の女性から、「異臭がする」などと店側に相談がありました。市が検査した結果、土壌の殺菌に使用される農薬、トルクロホスメチルが、基準値の約2倍検出されました。ホウレンソウを購入した30代の女性は、調理中に異臭に気づき、味見をしたところ、じんましんの症状が出たほか、50代の女性は、食べた後に、気分が悪くなり、一度おう吐したということです。問題のホウレンソウは、宮崎市内の農家が、生産したもので、県内外のスーパーなど10店舗が仕入れ、今月8日から12日にかけて、このうち8店舗で販売されてました。このホウレンソウは、すでに、各店舗の売り場から、すべて撤去されていますが、消費者の間には、不安の声もあがっています。(消費者は)「しばらくはこわい、どれを信じてよいかわからない」(被害のあったスーパー店長は)「気の毒な気持ちでいっぱい、更なるチェック体制を強化して、二度と起こらないように努めたい」市によりますと、健康被害を訴えた2人の女性の体調は、回復しているということです。また、原因について、県の営農支援課では、生産農家の70代の男性が、農薬の使用方法を誤ったものとみて、調べています。市では、すでに購入した人に、問題のホウレンソウを食べないよう、注意を呼びかけています。【相談窓口】宮崎市保健衛生課TEL0985ー29ー5283【問題のほうれんそうを販売した店舗】スーパーバリューつるのしま店、丸哲日高本店、ハピネス恒久店、野上ストア、妻木青果、安原商店、ショッピングのだ芳士店、HEARTY志布志店
民主党の代表選挙です。小沢代表の辞任に伴う代表選挙に、鳩山幹事長と岡田副代表が、14日、正式に立候補を表明しました。県内の民主党関係者は、どのようなリーダーを求めているのでしょうか。鳩山氏と岡田氏は、14日、それぞれ会見し、今月16日に行われる代表選挙に、立候補することを正式に表明しました。(鳩山由紀夫幹事長)「自分として何ができるか、熟慮を重ねた結果、代表選挙に出馬をする決心をした」(岡田克也副代表)「政権交代をする、そのために民主党の代表として、その先頭に立つ覚悟でございます」(県民は)(県民は)「誰がやっても一緒という気がする」「(関心ありますか?)(首を振る)いまさらという感じもある」「どっちかといったら岡田さんの方がきれいなんじゃないですか。世襲は駄目」「鳩山さんが気に入っている」民主党県連の井上紀代子代表は、出馬表明した2人について、「どちらが代表になっても良い」とした上で、次期衆院選に向け、いち早く「挙党態勢」をつくることが大事だと強調しました。(民主党県連・井上紀代子代表)「ゆっきー(鳩山由紀夫氏)も大好きだし、岡田さんも好きだし、遜色ないんですよね、どちらが(代表に)なられたとしても。スパッと決めてスパッと国民にメッセージをするということが大事」また、今回の代表選に対する期待を次のように述べました。(民主党県連・井上紀代子代表)「政権交代して民主党に政権を渡したとしても大丈夫なんだということを、しっかり(国民に)認識していただけるような代表選であってほしいし、そのことをアピールしていただきたいと思っている」また、次期衆院選で、宮崎2区に、民主党の公認候補として立候補を予定している、道休誠一郎氏は、新たなリーダー像について次のように述べました。(民主党公認候補・道休誠一郎氏)「新しい代表になられた方は、こういうことを自分で体現されようとしているというメッセージ、政権交代につながるような政治家としてのメッセージを送れる方が代表に選出されるべきと考えている」民主党は、16日両院議員総会を開き、国会議員による投票で、新しい代表を選出することにしています。
延岡市と東京に本社を置く、旭有機材工業の今年3月期の連結決算は、6年ぶりの赤字となりました。旭有機材工業が14日発表した、今年3月期の連結決算によりますと、売上高は353億円と、前の年に比べ、47億円減少しました。また、経常損益は、約2億8千万円の赤字。最終損益は、有価証券の大幅な評価損も加わり、29億円余りの赤字となりました。赤字決算は6年ぶりで、その額は、過去最大です。旭有機材工業では、赤字の要因について、「世界的な景気悪化で、自動車関連部門などの売り上げが、急激に落ち込んだため」としています。来年3月期の業績については、徹底したコストダウンや営業強化で、黒字を目指したいとしています。
宮崎市内の民家の庭で、400本のバラが満開を迎えました。美しいバラが咲き誇っているのは、宮崎市島之内にある池川英機さんのお宅の裏庭。広さ2000平方メートルの敷地に、70種、400本の色とりどりのバラが植えられています。6年前、夫婦の趣味で始めたという、バラ園。その評判は口コミで広がり、今では、たくさんの見物客が、連日、訪れるようになりました。(訪れた人は)「きれいですね。お花がね」「朝早くから毎日来ています」「素晴らしいですね。ちょっとないですよね」身近な癒しの場として、親しまれているこのバラ園。池川さんは、美しいバラを楽しんでもらおうと、毎朝、花の手入れを欠かしません。(池川美智子さん)「お客さんが一番喜んでくれるから、それが一番うれしいです。」池川さん宅のバラは、今月いっぱい楽しめるということです。
日南市の堀川運河に、珍客がやってきました。運河を行き来し、優雅な姿を見せている白鳥。近所の人が、13日午後、あわせて3羽が、飛来しているのを見つけました。堀川運河に、白鳥が飛来することはほとんどなく、市民らが、見物したり、えさを与えたりして、楽しんでいます。風情ある堀川運河を泳ぐ、珍客。近所の人は、なるべく長く、運河で羽を休めてもらい、みんなを和ませてほしいと話していました。
県学生栄誉賞の授与式が、県庁でありました。今回受賞したのは、今年3月に、全国制覇を成し遂げた、都城工業高校バレーボール部の選手や、アマチュアボクシング日本一の日章学園高校、伊藤沙月選手など、21人です。式では、選手たちに、楯と副賞の図書券が贈られた後、東国原知事が、「みなさんの精進に、敬意を表するとともに、感謝します」と、その栄誉を称えました。これに対し、都城工業の吉岡光大主将は、「今後も、宮崎にいい風が吹くよう精一杯頑張りたい」と、今後の活躍を誓っていました。
宮崎市で死亡事故です。14日午前9時15分ごろ、宮崎市新別府町の市道交差点で、自転車に乗っていた男性と、軽乗用車が、出合い頭に衝突しました。この事故で、自転車に乗っていた、住所不定の増田稔さん61歳が全身を強く打ち、病院に運ばれましたが、約1時間後に死亡しました。現場は、信号のない、見通しの良い交差点で、軽乗用車を運転していた女性は、「自転車に気付いて、ブレーキを踏んだが、間に合わなかった」と話しているということです。
県内で、偽1万円札が、相次いで見つかりました。13日、三股町にあるディスカウント店で、店員がレジの中から、透かしなどがなく、全体的に黒ずんでいる1万円札1枚を発見したため、警察に届け出たところ、偽札であることが分かりました。また、14日、宮崎市内のディスカウント店でも、同じような特徴の偽1万円札1枚が見つかっていることから、警察では、関連性を含めて捜査しています。
新茶のおいしい入れ方を学んでもらおうと、串間市の小学校で、13日、出前教室が開かれました。この出前教室は、県内有数の茶どころ、串間市をPRしようと、市茶業振興会が、毎年開いているもので、今回は市内の2校で行われました。このうち、本城小学校では、会員ら約10人が、摘みたての新茶を持って訪れ、約70度から80度のお湯をしばらく冷ましたあと、急須につぎ一分ほど浸出させ、最後の一滴までしぼるという、おいしいお茶の入れ方を実演。子供たちも、さっそく挑戦していました。(児童)「お母さんにお茶の入れ方を教えてあげたい」子供たちは、自分で入れた新茶の香りや味を、思う存分楽しんでいました。
施設の破損が問題となった、宮崎市の「エコクリーンプラザみやざき」の理事長らが、13日夜、地域住民でつくる理事会の会合に出席し、現在行われている改修工事の進捗状況について、住民に説明しました。「エコクリーンプラザみやざき」のある、宮崎市北地区で開かれた地域住民の理事会には、自治会長ら約40人が参加しました。総会には、県環境整備公社の田中義信理事長も出席し、施設の改修工事の進め方について説明しました。このあと、工事の担当者が、調整池の補強工事の進捗状況について、「調整池の天井の撤去などが進んでいる。当初の予定通り、来年5月末の完成を見込んでいる。」と報告しました。(地域住民は)「前向きに検討しているので良い」「地域住民が一つになって、問題をつぶしていくのが筋ではないかと思う」施設の改修工事をめぐっては、総額27億円余りの補修費用が必要となっていますが、県や、関係11市町村で、どのように負担するのか、調整は現在も難航しています。
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