感涙のサプライズ!! 藤木直人ニューシングル発売イベント

2009年5月13日。池袋サンシャインシティ アルパ地下1階の噴水広場は2000人を越える人で埋め尽くされた。今年、アーティスト活動10周年を迎え、この日、15枚目となるニューシングルを発売した藤木直人が、オープンスペースでは実に約4年ぶりのイベント『Naohito Fujiki 10th Anniversary NEW SINGLE「CRIME OF LOVE/いいんだぜ〜君がいてくれれば〜」リリース記念イベント』を行った。オープンスペースでのイベントは約4年ぶりとあって、本人の登場を待ちかねるファンの緊張感あふれる空気は、ただごとではない程だった。

司会の呼び込みと共に本人がステージに登場した時には、噴水広場1階から4階までが地響きがするほどの歓声に包まれた。「CRIME OF LOVE」は、本人主演、現在放送中のテレビ朝日系木曜ドラマ松本清張生誕100年スペシャル「夜光の階段」の主題歌。また、「いいんだぜ〜君がいてくれれば〜」は同じく現在放送中の日本テレビ「イケ麺そば屋探偵〜いいんだぜ!〜」の主題歌。久しぶりのイベントという事もあり少し照れた表情も見せながら、異例とも言える地上波ドラマダブルタイアップのシングルについて、ドラマについてなど、司会と共に、和やかなトークが展開された。「いいんだぜ〜君がいてくれれば〜」に因んで、「藤木直人に『いいんだぜ!』と背中を押して欲しいこと」について、事前に集まったファンが書いたアンケートの中から数人が選ばれ、壇上で本人に「いいんだぜ!」と喝を入れられる場面も。

その後、今回の楽曲2曲が披露される予定だったのだが・・・。司会が突如、予定になかったファンからの「10周年の想い出」についてのアンケートを読み上げるはじめると、「CRIME OF LOVE」のピアノバージョンがしっとりと流れ始めた。司会から客席に「準備はいい?」の合図が。本人は全く予想しない展開に戸惑っている。「せーの」の合図とともに、ステージ背後からは10メートルほども噴水が吹き上がり、会場を埋め尽くすほどの銀テープが発射されると共に、「藤木直人様 10周年おめでとう これからもよろしく ファン&スタッフ一同」と書かれた巨大な垂れ幕が振り下ろされた。ファンからの会場を揺らすほどの「おめでとう!!」の一言。思わぬサプライズに普段クールな表情を崩さない藤木直人が、その瞬間瞳を潤ませたように見えた。

その後、「いいんだぜ〜君がいてくれれば〜」「CRIME OF LOVE」を、多少緊張の表情も見せながら熱唱。会場を埋め尽くす笑顔、笑顔、笑顔。ファンとの熱い絆を再確認させる、心温まるイベントは約1時間が一瞬に感じられる貴重な時間だった。

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