県は11日、新型インフルエンザに感染した中国人男性と同じ飛行機に乗っていた濃厚接触者10人に、上十三保健所管内に住む外国人男性が含まれていたと発表した。この男性は既に帰宅しており、今のところ発熱などの症状はない。感染者の濃厚接触者に該当した県内在住者は2人目。
 同日、厚生労働省から県に連絡があった。
 県によると、中国人男性は8日、米ミネアポリス発の飛行機で成田空港に到着し、北京行きの飛行機に乗り換えた。
 上十三保健所管内に住む男性は成田空港に到着した飛行機に同乗し、中国人男性に近い席に座っていた。
 同保健所は11日、本人に連絡し、朝夕の検温、万が一発症した場合の連絡、不要不急の外出自粛を要請して了解を得た。健康観察は18日まで続ける。
 一方、感染が確認された大阪府の高校生らと同じ飛行機に乗った上十三保健所管内の男性2人(うち1人は濃厚接触者)は11日現在、異常はない。