Ｖ２戦に向けて米国ラスベガスに出発した西岡＝成田空港
「ＷＢＣ世界Ｓバンタム級タイトルマッチ１２回戦」（２３日、メキシコ・モンテレイ）
２３日（日本時間２４日）にメキシコ・モンテレイで２度目の防衛戦に臨む、ボクシングのＷＢＣ世界Ｓバンタム級王者・西岡利晃（３２）＝帝拳＝が１３日、成田発の航空機で、１８日の現地入りを前に最終調整をする米ラスベガスに出発した。
敵地での防衛戦を前に、３２歳の王者は自信をみなぎらせた。「楽しみ。僕が勝つのは確実だから。あとはラスベガスで調整するだけ。減量も順調。絶好調だし、何の不安もない」と力強く言い切った。
今回の試合は、挑戦者のゴンサレス（メキシコ）陣営と入札となり、挑戦者陣営が落札。この経緯を踏まえ、西岡は「日本では勝てないから入札で高額な金額を出したんでしょう。僕に勝つ自信がないんでしょうね」と分析した。
また、新型インフルエンザ対策としてマスクを持参し、ジムのスタッフは治療薬のタミフルを持ち込む。王者は「メキシコではそれほど騒がれていないみたいだし、不安はまったくない」と、最後まで余裕たっぷりだった。