統一教会の信者の市長が誕生。大手メディアは沈黙の愛知県碧南市長選挙。
テーマ:今週の選挙結果首長選挙で注目するのは与党が勝つか、野党が勝つかという点、現職が落選した場合は何が起きてしまったのかという点などを見ているのですけど、タイトルにもあります通り今回は別な意味で結果を注目してしまいました。とりあえず選挙結果から
碧南市長選挙 4月20日投票 投票率68.40%
当選15,617 禰宜田政信 56 無新
12,313 鍔元 達朗 55 無新
8,288 生田 哲也 70 無新
無所属の新人3名の対決でしたが政党の支持はなかったようです。共産党は候補者を擁立することもなかったみたいで、ここまでは地方にはどこにでもある普通の市長選挙の結果です。
私は告示日過ぎてから知りましたので取り上げるのが選挙後になってしまいましたがこの記事の存在を知った際は驚きました。
しんぶん赤旗より引用はじめ
愛知・碧南市長候補の禰宜田氏
統一協会で集団結婚
全国弁連が公開質問状
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-03-31/2008033115_02_0.html
四月十三日告示、二十日投票の愛知県碧南市長選挙に立候補を予定している同市議が、統一協会の幹部活動家を意味する集団結婚(合同結婚式)参加者だったことが三十日までに判明。全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)が「行政の長になる者の説明責任がある」として、霊感商法などの違法行為から市民をどう守るのかただす公開質問状を送りました。
立候補を予定しているのは禰宜田(ねぎた)政信氏(56)。一九九六年に市議初当選の三期目で、議長も経験しています。前市長、JAあいち幹部ら地元有力者を後援会役員にし、市長選挙の準備をしています。
禰宜田氏は、八二年十月にソウルで開かれた集団結婚(六千組)に参加。教祖文鮮明が指名する韓国人女性と結婚しました。集団結婚は、統一協会の教義の根幹となる儀式。信仰や活動実績で参加が許され、相手(相対者)は文鮮明の指名で決まります。
以上引用おわり
どうやら共産党は統一教会の機関紙を相当な量を持っているようで合同結婚式に参加した人もかなり把握しているようです。珍しい名前であったことも共産党が把握できた理由かもしれません。
市長個人に信教の自由はありますが、それが霊感商法ということで問題を起こしている統一教会というカルト教団であることは見過ごすことは出来ません。市長が信者であることに統一教会への監視の目が弱まる可能性も否定できませんし、統一教会のダミー企業に便宜を与える可能性もこれから先は出るかもしれませんので共産党にはがんばって監視をしていただきたいと思いますし、我々もこの事実を見過ごすことを許される訳ではありませんので碧南市で何か起きた場合は注意する必要があると思われます。
統一教会に関しては16年前にメディアがかなり取り上げたのですけど、統一教会の霊感商法に関してはすっかり風化してしまったのようです、今年に入ってからも都内の某ターミナル駅で「手相の勉強・・・」とか言って一般の人に接近している光景を見かけます。
↓この記事が良かったと思われた方はクリックをお願い致します。